*Sunshine*新人公演vol.6(千秋楽)@AKIBAカルチャーズ劇場

AKIBAカルチャーズ劇場の新人公演2015もいよいよ今週が千秋楽。全部のユニットを見て言うけれど、一番初々しくて新人らしくて、それでいて毎週成長を見せてくれたのはこの*Sunshine*だったと思っている。

今日で新人公演は見納め。大きなお花も届いていた。

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「脱力系シブヤ系ポップス」を掲げるだけあって、冒頭の「ハミングがきこえる/カヒミカリィ」と「甘い恋人/カジヒデキ」との完成度はぐっと高まっている。

自己紹介を挟んで、シンデレラ曲である「シンデレラ/相対性理論」を。先週の投票の多かったみぃたんと、みきちゃんの二人がリードボーカルを取る。年少の二人だけど、実は二人とも、ボーカルがとってもしっかりしているんだよな。

先週披露された「東京ディスコナイト/ザ・スクーターズ」。アレンジはオリジナルよりも、小泉今日子によるカヴァーで小西康陽がアレンジしたものの方に近い。サビの猫のポーズがかわいい。

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「夏」を振りかえるショートトーク。「宿題終わった人」「浴衣着た人」は少数派だったけど、「お祭り行った人」には元気よく全員の手が上がったのが*Sunshine*らしくて微笑ましかった。

続いて、オリジナル曲の「DAISUKI<3 シンドローム」を。PANDA 1/2の手によるこの曲は、シブヤ系のエッセンスが程よく取り入れられていて心地よい。

次は、恒例の企画コーナー。今日は「以心伝心ゲーム」ということで、お題に当てはまると思うメンバーを相談せずに決めて、スケッチブックに書いた結果を「せーの!」で見せあうというもの。

一番おばちゃんぽいのは?…みぃたん
振付けのミキティ先生のクセじゃ?…歌詞の分からないところを「にゃん」っていうこと
新人公演で一番面白かったことは?…(全員の答えが違っていた)

こんな感じ。

新人公演最後の挨拶を一人ずつ述べる場面では、最年長でトップバッターのなっぽが新人公演を振り返って涙を流し始めると、他のメンバーも泣き始める。ただひとりリーダーの石上まひなだけが涙を見せず「今日で終わりじゃないですから。*Sunshine*はこれからも上を目指して頑張りますので応援お願いします」と挨拶。

最後に「ときめきの果実/PANDA 1/2」と「PANDA!PANDA!PANDA!/PANDA 1/2」を歌う。

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拍手喝采に包まれメンバーが退場すると、客席からはアンコールを求める拍手とコールが。

出て来たメンバーはもう最初から号泣。「生まれて初めてのアンコールで、本当にうれしくて…」と。こんな初々しいアンコール、今まで見たことがあったかな…

アンコールはもう一度オリジナル曲の「DAISUKI<3 シンドローム」を。メンバーが「スタンバイ!」して背中を向けたところで、ファンが一斉にオレンジと白のサイリウムを取り出して振る。

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その光景を見たメンバーはまた涙を流す。ちょっとクールに見えるおかぴも落ちサビを歌いながら、声を詰まらせる。

僕はこういう場面を見たくて、こういう場面に参加したくて、アイドル現場に来ているんじゃないだろうか―そう思わされた。もちろん、僕も泣いてしまう。

歌い終えると拍手喝采。メンバーは、丁寧に、舞台上手、下手、中央の順場に移動してお辞儀をする。そして、再び客席の拍手に送りだされてメンバーが退場。控室の方からは、まだ泣きじゃくる声が聞こえている。

これが新人公演の醍醐味だと思うし、初々しさと成長の観点では、*Sunshine*が優勝だと思っている。僕の中では、だけど。

だって、この1カ月の間、*Sunshine*こそが、僕のサンシャインだったのだから。

ありがとう、そして、また会える日を待っている。

(セットリスト)

1 ハミングがきこえる/カヒミカリィ
2 甘い恋人/カジヒデキ
3 シンデレラ/相対性理論 (vo.みー、みき)
4 東京ディスコナイト/ザ・スクーターズ
5 DAISUKI<3 シンドローム(オリジナル)
6 ときめきの果実/PANDA 1/2
7 PANDA!PANDA!PANDA!/PANDA 1/2
en1 DAISUKI<3 シンドローム