成海璃子の『RICO DAYS』発売イベントで新宿紀伊國屋書店へ。20歳の誕生日ということでプレゼントを渡す。KORG的なもの。そして、ちょっとした会話の後、握手。20歳の女の子の誕生日を祝福するなんていうことは、いままでなかったことだし、これから先にはもうないかもしれない。

- 作者: 川島小鳥
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2012/08/18
- メディア: 単行本
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写真集自体は、川島小鳥が一年間かけて日本の各地で撮影したもの。春の桜から始まり、夏の海を経て、雪、そしてまた桜へ。日本の四季の中で成海璃子の存在感が引き立つ。女優としてというよりも、ひとりの女の子として。見るものをそんな気持ちにするのは、川島小鳥の感性と成海璃子の表現力の賜物だろう。
桜はまた咲く。でも、去年の桜とは違うんだ。そんなことを思って、胸が締め付けられる。
少女が20歳になる一年間を撮ったという点で、これほど切ない気持ちになるものはない。あえて言おう、傑作であると。個人的には『BABY BABY』に並ぶくらいの傑作。彼女の部屋で撮った本棚におかれている岡村靖幸のサイン入りCDとか、羽海野チカや渡辺ペコのコミックとか、思わず目を細めてしまった。
おめでとう。そして、これからの活躍も楽しみにしています。