成海璃子×川島小鳥『RICO DAYS』

成海璃子の『RICO DAYS』発売イベントで新宿紀伊國屋書店へ。20歳の誕生日ということでプレゼントを渡す。KORG的なもの。そして、ちょっとした会話の後、握手。20歳の女の子の誕生日を祝福するなんていうことは、いままでなかったことだし、これから先にはもうないかもしれない。

成海璃子 写真集 『 RICO DAYS 』

成海璃子 写真集 『 RICO DAYS 』

写真集自体は、川島小鳥が一年間かけて日本の各地で撮影したもの。春の桜から始まり、夏の海を経て、雪、そしてまた桜へ。日本の四季の中で成海璃子の存在感が引き立つ。女優としてというよりも、ひとりの女の子として。見るものをそんな気持ちにするのは、川島小鳥の感性と成海璃子の表現力の賜物だろう。

桜はまた咲く。でも、去年の桜とは違うんだ。そんなことを思って、胸が締め付けられる。

少女が20歳になる一年間を撮ったという点で、これほど切ない気持ちになるものはない。あえて言おう、傑作であると。個人的には『BABY BABY』に並ぶくらいの傑作。彼女の部屋で撮った本棚におかれている岡村靖幸のサイン入りCDとか、羽海野チカ渡辺ペコのコミックとか、思わず目を細めてしまった。

おめでとう。そして、これからの活躍も楽しみにしています。