登場人物の結婚観が錯綜する第3巻。
1巻ではそれなりに枯れていたように見えたヨリだが、真木と過ごす時間のせいなのか、妹ルイのアドバイスのせいなのか、どこからどう見ても魅力的な女性になっている。爽やかな独身男性・川原との距離も縮まり、仕事も充実して「モテキ到来」という感じ。
だが、彼女の心はどこにも向かっていかない。過去のトラウマのせいなのか。それとも選択することから逃げているのか。3巻の最終ページで重大局面に突入―そろそろ物語は収束モードなのかと思わせる。
巻末のおまけ4コママンガを見るに、この作品はますます真木の変態性を愛でる方向に進んでいると思うのは自分だけだろうか。

- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: コミック
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