くらもちふさこ原作の『天然コケッコー』の映画を観た。監督は山下敦弘。主演は夏帆。彼女の単独初主演作品でもある。
田舎の中学生の生活を描いているのだが、平和なようでもあり、ドラマを孕んでいるようでもある。多感な思春期を切り取った秀作になっている。夏帆は、意外とこういうのんびりとした作品が似合うかもしれない。自分のことを「わし」という方言も板についていたし、修学旅行で東京に来て戸惑うシーンも様になっていた。
スクール水着の場面もあるということで期待に胸を膨らませていったが、完全に肩透かし。もう少しサービスしてもいいのに。でも、ラストシーンはすごくよかった。
