真・善・美

若かった頃は「真・善・美」の価値観の中で「美」を最上のものと考えていた。善悪の彼岸にある耽美的なフィクションに憧れていた。

しかし、いまは「真」にこだわるようになってきた。嘘吐き、二枚舌は許せない。たとえ美しい嘘であっても。嘘は、結局人間不信を生むだけのように思う。

え、僕? 嘘なんかついたことないよ。クレタ人だからね。