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プリウスで復活するトヨタ

経済

新型プリウスの受注が14万台。残業も再開されるようだ。これで本来のトヨタに戻ってきたといえる。アメリカの自動車産業に激震が走る中、国内でのプリウスの生産で弾みをつけて、グローバルに量産できる体制を構築するということだろう。これがもう一年早ければ、派遣工員の雇い止めもなかっただろうし、もしかしたら秋葉原の路上での殺傷事件も起きなかったかもしれない。

思うに、トヨタの迷走は、レクサスの国内導入から始まったと言えるように思う。高級車路線は、金融バブルのアメリカにおける時代の徒花だった可能性が高いが、それを日本に逆輸入したのは誤りだった。また、資源価格の高騰に直面して、真っ先にプリウスを値上げしたり、次期プリウスの価格を高目にするというのは、時流を読み違えている何よりの証左だった(そういえば旧モデルをしばらく併売するという話はどうなったのだろう)。

派手なメディア露出と安価な価格設定が、新型プリウスの勝因だ。なんだ、結局は、スポンサーの立場を利用した提灯記事と、ライバル企業のつぶしの大幅値引きかと。いや、でも、そういうなりふり構わないところこそ、トヨタの真骨頂だ。豊田一族の社長復帰は「世襲
」だの「オーナー企業」だの批判もされたが、トヨタがトヨタらしく復活するためには、歴史の中で必然だったのではないかという気さえする。これで「全然トヨタらしくない」レクサス事業を大幅に縮小したら、いよいよ復活は本物だ。

プリウスの受注14万台に 残業再開、休日出勤も検討へ

トヨタ自動車は8日、ハイブリッド車(HV)新型「プリウス」の国内受注台数が5日までに14万台に達したことを明らかにした。さらに、6月から堤工場(愛知県豊田市)などでフル生産態勢とし、国内向け月間を2万台、海外向けを同3万台に引き上げる。

堤工場ではいち早く残業を再開するなど、増産態勢を敷いて、ほかの生産拠点から約1300人の応援社員を派遣。今後、休日出勤も検討する。

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