第3回ナカGフェス@新宿ReNY

3回目のナカGフェス。会場は去年と同じ新宿ReNY。

第1回、第2回の手作り感はしっかりと残しながら、運営の手探り感みたいなものは少なくなり、手堅くなった印象。

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開場から開演までの間、客入れのBGMを流すのではなく、ナカG先生が一人語り。

観客が全員入りきったあたりで女子流の中江さんが加わるが、台本のなさそうなゆるーいトーク。いい。

RYUTist

トップバッターは、初回から三年連続出演のRYUTist

ナカGフェス恒例の「マンガアフレコ」から始まり、「RYUTiswing」で入場。

最新アルバムの「夢見る花小路」「涙のイエスタデイ」をコアにしつつ、新旧のレパートリーの中からナカG先生セレクトのセトリで聞かせた。

ナカGイラストとのコラボは「夢見る花小路」。スクリーンとステージのコラボを見せるのにReNYはいいハコだと思った。

ゆるキャラ紹介、そして「ラリリレル」でのエンディング。

新宿でも、のびのびとしてあたたかいRYUTistの世界を見せてくれた。 

(セットリスト)

0 RYUTiswing
1 ランファン
MC自己紹介
2 夢見る花小路
3 涙のイエスタデイ
MCゆるキャラ紹介
4 Blue
5 piece of life
6 ラリリレル(short)

ミラクルミラクル

スペシャルアクトとして追加されたミラクルミラクル。初見。

「ミラクルちゅーんず!」から生まれたユニットで小さなお友達の間で大人気だが、最近、アイドルファンへのアプローチを強化中。

最初は「Catch Me!(パワーアップVer.)」。

ボーカルはほぼ被せだが、そんなの関係ないくらいに、ダンスや表情がキラキラしている。

楽しい。

堂々としていて、オーラがある。

自己紹介に続いて「JUMP!」。


miracle² from ミラクルちゅーんず! 『JUMP!』 MV/告知コメント/ダンスビデオ ver.

個人的には、今日のフェスを通じてのベストアクト。

最後に、新曲の「天マデトドケ☆」。

これはメインターゲット層の女児だけでなく、大きなお友達が夢中になる要素があると確信。

大規模アイドルフェスにどんどん来て欲しい。

(セットリスト)

1 Catch Me!(パワーアップVer.)

  • 自己紹介MC-

2 JUMP!

  • MC-

3 天マデトドケ☆

東京女子流

TIF2017、@JAM EXPO2017で大々的にアイドルフェスに帰って来た女子流。

今日も、アンセムをやれば会場が一つになり、新し目の曲では息が止まるようなパフォーマンスを見せる。

ダンスもボーカルも危なげないところが全くなく、安心して観ていられる。

強い重低音と澄んだ高音の音響が心地よい。

「深海」でのブルーのライティングと赤い衣装の動きの残像の絡みが美しい印象を残した。

やっぱりいいハコで鑑賞する

(セットリスト)

1 ヒマワリと星屑
MC
2 鼓動の秘密
3 純白の約束
4 深海
MC
5 頑張っていつだって信じてる
6 おんなじキモチ
7 ミルフィー
8 Attack Hyper Beat POP

つばきファクトリー

トリはつばきファクトリー。初見。

純白の衣装が眩しく、多人数のフォーメーションダンスにも迫力がある。

メンバーの中では、やはり小野田紗栞ちゃんが一番目を引いた。ずっと彼女ばかり観ていた。

終盤の「初恋サンライズ」「テーブル席空いててもカウンター席」は凄い盛り上がり。

ダンスとボーカルのクオリティが高く、さすがハロと思わされた。

(セットリスト)

1 気高く咲き誇れ!
(自己紹介)
2 就活センセーション
3 I’m so cool!
4 ヒロインになろうか
5 Just Try!
(MC)
6 17歳
7 独り占め
8 初恋サンライズ
9 テーブル席空いててもカウンター席

最後にナカG先生が登壇し、ミラクルミラクル以外の出演者を招き入れ、感想コメントを。

ふわっとしたナカGフェスらしいエンディングだった。

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「怖い絵展」@上野の森美術館

「怖い絵展」を観に行ってきた。

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メインがドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」、準メインがウィーターハウスの「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」というキービジュアル。

ギュスターヴ・モローなど在フランスの作品もあるが、総じて英国文化の"陰"の部分をクローズアップするような展示。

僕の好きな画家、好きな作品が来ているので足を運んだが、この会場だけは好きになれない。

何度来ても、美術館とは思えないイベントスペース。作品鑑賞のスペースが乏しく、誘導の声がうるさい。

またキャプションも、普通の学芸員なら絶対に付けない過度にセンセーショナルなもの。

まあ、フジサンケイ主催というだけあって、学術的な観点よりも、大衆の求めるグロテスク趣味に応えているのだろう。

中野京子の2007年の著書『怖い絵』を体現した展示なのに、音声ガイドはなぜか吉田羊。中野氏の協力は得られなかったのだろうか。

それでも平日昼に館内は大盛況。日本の美術展といえば、ルネサンス印象派の有名画家・名作偏重の傾向があったが、この集客を踏まえて各美術館にはコンセプト展示を増やして欲しいと願う。

紛れもなく純文学の系譜ー又吉直樹『劇場』

又吉直樹『劇場』を読んだ。

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売れない劇作家が主人公。

人心を掴めずに仲間が離反したり、彼女の部屋に転がり込んだり、ダメな男のダメな内面をダメ文体で描く。

一体どこまで自伝的なものなのかは分からないが、リアリティを感じさせる筆致。

ストーリーに大衆性とかエンタテインメントとかいった要素は薄いが、自らの内面の暗部を描くことが日本の伝統的な私小説・純文学であるとするならば、これは紛れもなく純文学の系譜にあると思う。

芥川賞を受賞しても、変に気取ることのないところが、この作家に魅力になって来ている。

読んでいてイライラすることもあるが、それこそまさに濃い文学作品だと言えるのかもしれない。

劇場

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