Negicco "Negi ROAD Vol'8"@代官山LOOP

さて、今月も"Negi ROAD"へ。冒頭ちょっとだけ遅刻。

まずはBAKUBAKUDOKINのコンセプチュアルなステージ。DJとVJと歌が高い次元で融合していた。ビジュアルも含めてセンスの塊のようなアーティスト。全曲終了後、退場してからのVJの展開がまさかのバクバクもので目のやり場に困った(後でぽんちゃもMCで同じことを言っていたけど)。

続いてハナエ。ギンガムチェックのワンピースに包まれた壊れそうな肢体にまずやられる。妖精のよう。そんな儚げな彼女が紡ぐのは、霧に包まれた小世界のようで。無機質なビートのうねりの上に、生々しい声が静かに広がっていく。後半のライブ向きの曲もいいけど、個人的には前半の幻想的で耽美的な世界に惹かれた。

さてNegicco。今日の会場には、いまにも吹き出しそうなマグマの蠢きを感じる。

まずはいきなり「アイドルばかり聴かないで」の投入。待ってましたとばかりに「ざんね~ん」のコーラス。今日はレクチャーも練習も必要ない。ここはもう完全にNegiccoのホームグラウンドなのだから。

MC。ニコニコして楽しそうなNao☆、代官山のカフェに入ってコーヒーに850円払った話をするぽんちゃ、ジェーン・スーさんに紹介された美容院でカットしてきたというかえぽ。今日はひときわ眩しい。3人とも。

続いて正統派な「My Beautiful Life」、そして振付けの楽しい「相思相愛」で会場の一体感は沸点に。

「Party On the PLANET」を挟んで「ルートセヴンの記憶」へ。今日に限ったことではないが、新旧の曲の置き方が絶妙。そして「ルートセヴンの記憶」でNegiライトを振る幸せをかみしめる。Negiライトが一斉に左右へと揺れる光景は、本当に美しく、自分もその「緑色の光の海」を作るのに貢献していると考えて感動。ダンサブルなナンバーで盛り上がるのもライブの楽しみ方だが、こういうしっとりとした曲がセットリストに入ることで、楽しみ方の幅が広がると実感する。

そこから「ニュートリノ・ラヴ」、そして最後の曲「ネガティヴ・ガールズ!」へ。もうなんか吹っ切れたようなすさまじいコール(俺もだけど)。自分が体験したライブの中で最高レベルの盛り上り。まさにマグマが噴火したかのよう。そして、この熱気は当然メンバーにも伝わった。応えるように楽しげに踊る3人。特に、今日は自分のポジションがセンターにいたので、Nao☆ちゃんの楽しそうな顔を正面に見ることができた。Nao☆ちゃんが幸せそうだと僕もうれしい。

ここからアンコール。

「あなたとPop With You!」は、以前、握手会のときにNao☆ちゃんに好きな曲を聞かれて名前を挙げた思い出のナンバー。なかなか生で聴く機会が少なかったが、今日目の前で聴けて感激した。続いて、「Negiccoから君へ」と「パーティーについて」。

アンコールの曲として「Negiccoから君へ」を定着させるのは、いい流れだと思う。自分がファンになったばかりの頃を思い出すと、「ライブの最後にラインダンスを踊るのが定番」という情報は、それなりにハードルの高さを感じさせた(もちろん勇気を出して現場にきて一度経験するととすごく楽しいのだけど)。だから、この流れには個人的には賛成。

さて、来月はいよいよ新曲「ときめきのヘッドライナー」のリリースイベントが目白押し。この曲こそ現場で盛り上がりたい。ドルヲタに徹して。ネギヲタに徹して。来るべき日に備え、池袋、新宿、渋谷のタワレコをスムーズに回れるよういまから下調べしているところ。

まとめ。今日の「ネガティヴ・ガールズ!」の盛り上りはヤバかった。これはくせになる。

P.S.今日、カアリイもLOOPに来ていたらしい。全然気付かなくて残念。