ファッション イン ジャパンを観に、国立新美術館へ。
「1945-2020」と銘打たれているが、実際には大正時代からのスタート。
女性のファッションが花開こうとするところで日中戦争に突入し、そこからは「贅沢禁止」の暗い時代へ。
結局、太平洋戦争には敗れるものの、そこからの復興、大量生産・大量消費で、再び「美しさ」「自分らしさ」を追求する時代へ。
東京オリンピックや大阪万博というイベントが、ファッションに関しても大きな意義を持っていたことが理解できる展示。
特に森英恵と山本寛斎の作った服にはとんでもないパワーを感じた。
その後、バブル期のブランド百花繚乱をピークに、ストリートそしてスモールグループ/個の時代へという一大クロニクル。
洋服の展示が充実していて一度では見切れないくらいの大規模。
最後の方は、日本の国力の低下、デザイナーの縮み志向、そして消費自体への懐疑などを考えさせらる展開であったが、その中でも未来を切り開こうとする希望も感じた。
ファッション好きのオシャレ人で場内は大盛況。
記念にちょっとしたグッズを購入した。
展示は9月6日まで。