先週の『ジゼル』に続いて2週連続の東京文化会館。
今日の演目は『眠れる森の美女』。
第一部と第二部で演出を変えるという趣向。
装飾を削ぎ落として心象風景を描くようなコンテンポラリーの第一章。
そして、豪華絢爛でクラシックな王道演出の第二章。
両極にあるような舞台・衣装・演出で、幕間を挟んで二つの作品を一度に鑑賞するような振れ幅の大きさに面白味を感じた。
古典とモダンが並列で演じられるのを観るのは、トロントで見たカナダ国立バレエ団以来かな。
第二部のクラシックな方が安定して見ていられるけれども、人的には、胸の中でざわざわと波が立つようなコンテンポラリーの第一部の方も深く印象に残った。