FUJIFILM X100Vを購入

2年前、メインカメラをFUJIFILMのXマウントからNikonのZマウントに変え、サブカメラとして使っていたX100Fも売却してしまった。

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NikonのZマウントには特に不満はない。質実剛健な作り、大口径マウントならではのクリアな写りに満足している。乗り換えた頃はユーザーも少なく、被りが少ないのも気に入っていた(この2年でボディも交換レンズも増え、評価も高まってきたので、最近とみにユーザーが増えてきた気がする)。

このシステムならではのクリアな写りは得難いものがある一方で、Xマウントのコンパクトさとフィルムライクな写りが恋しくなり、今回X100シリーズを買い戻すことにした。

慣れ親しんだX100Fと新世代のX100Vの両方を比べた。

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  • X100VがX100Fよりも優れているところ
  1. フィルムシミュレーション「クラシックネガ」「エテルナ」が使える
  2. チルトモニターでウェストレベルの撮影がしやすい
  3. 防塵防滴
  • X100VがX100Fよりも劣っているところ
  1. 値段が高い
  2. 十字キーがなくなった
  3. 開放のソフトな雰囲気が失われた


全体としてX100Vの方が優れていることは当然。

なので、結論は決まってしまう。

あとは、X100Fに負けているところをどうカバーするか。

まず、値段。結構違うものの、優れている点を考えればギリギリ許せる範囲。

十字キーのないのはは、ジョイスティックの操作で代用できる(実際、1時間くらいで慣れた)

となると、あとはレンズのソフト感のみ。

技術者目線からすると、初代X100以来「賛否両論」であったオールドレンズっぽい開放近接のソフト描写。

これを新設計のレンズで克服したのだと思うが、それを「懐かしい」というのはかなり身勝手とも言える。

とりあえず、ソフト系のフィルターを常用することでこれをカバーすることに決めた。

ブラックミストNo.5は最近人気で手に入らないので、効果の近いロー・コントラストNo.1を。

これで、フットワークよく、フィルムライクな写真を撮ることができる。

Nikon ZシステムとFUJIFILM Xシステム。

両方を使い分けることで表現の幅を広げていきたい。

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(X100Vクラシックネガ+ロー・コントラストNo.1で撮影)