Lily of the Valley定期vol.3@ AKIBAカルチャーズ劇場

アイドル現場を回しながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに現場は難しい。
難しさが高じると、誰も知らないところに行きたくなる。どこへ行っても難しいと悟った時、自分の中に道化師(ピエロ)が生まれる。

漱石先生、ごめんなさい。

というわけで、行ってきましたリリバリ定期公演3回目。

場所はAKIBAカルチャーズ劇場

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活動開始から初めての夏を越えたリリバリの1年を振り返るようなセトリ。

「幸福ご飯」「エールの言葉」の初期曲から始まり、夏の花火を歌うアップテンポでジャパネスクな「夜空に咲いた花」へ。


Lily of the valley / 夜空に咲いた花 [OFFICIAL MV]

エネルギッシュでもあり、叙情的でもあるという、リリバリならではの表現力の幅の広さを感じさせる。

続く中間ブロックは、個人的にこの日の公演のクライマックス。

まず、僕がリリバリの曲で一番好きな「オレンジ」。


Lily of the valley -リリバリ-『オレンジ』Full Version

つまずいたってギュッと手を離さない
もう心配しなくてもいい
(Lily of the Valley『オレンジ』)

メジャーセブンスのコードに乗せてサビを歌う沢村りさの切なさを称えたボーカルに泣かされる。

思春期の不安と孤独、揺れ動く心情を歌った作品。

いつかMV作って欲しい。

そして、2マンやフェスでの共演の多い”盟友”君ラジ「WHT」のカバー、今夏に出演した@JAM EXPOの「夢の砂」、同じく@JAM EXPOの高見奈央コラボに出演した尾野寺みさがリードする「僕らはここにいる」(ベイビーレイズJAPAN) 。

単なる「カバー曲」の羅列ではなく、今年の夏のリリバリの<物語>を感じさせるもの。

「僕らはここにいる」のパフォーマンスの中から湧き出てくるメンバーの「魂の叫び」に共感して、また泣かされてしまった。

終盤の「シリウスな君」「鈴の音」はロックテイストの強い上げ曲。

今のリリバリのライブでの”強さ”を存分に感じさせるライブだった。

リリバリは、この秋、東名阪ツアーが予定されている。

ファイナルは、10月20日半蔵門TOKYO FMホールで開催される。

結成から1年での東名阪ツアーというスピードにも驚かされるが、この先の成長も見届けたくなる。



終演後は物販・特典会へ。

ランダム系のグッズは、ほぼ”つっきー”こと西村津希乃ちゃん。

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サイン入り!

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ランダムのアクリルホルダー2個買いしたら、今回も同じのが二つ(苦笑)

そして、グッズについてくる写真。

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インチェキは、まず沢村りさちゃんへ。

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MCでは「スベる」とネタにされるりさちゃんのトークだけれど、特典会だとはんなりとした京都風味の会話に本当癒される…

そして、西村津希乃ちゃんへ。

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「クールな感じで」とお願いしてこの表情。つっきーはやっぱりつっきー。

だが、それがいい

リリバリは、君ラジとアクアノートと一緒にイベントに出ることも多く、「新世代トリオ」とか「新御三家」という呼ばれることも増えてきた。

大阪のイメージが強かったけれども、東京での単独イベントもけっこうやっているようなので、この先も足を運んで行きたいと思う。

(セットリスト)

1 幸福ご飯
MC
2 エールの言葉
MC
3 夜空に咲いた花
MC
4 オレンジ
5 WHT(君の隣のラジかるん)
6 夢の砂(@ JAM)
7 僕らはここにいる(ベイビーレイズJAPAN
MC
8 シリウスな君
9 鈴の音