tipToe. 2nd ONEMAN「blue moment」@渋谷DESEO

「みんなで青春しませんか?」がコンセプトのアイドルグループtipToe.。

今日はセカンドワンマンが渋谷DESEOで行われた。

f:id:SHARP:20180415071618j:plain

最初はバンドセットから。

エレピによるOPでメンバーが登場し、「ビギナー」「ひとりごと」。

メンバーの花咲なつみがギターを弾く「僕たちは息をする」。

バンドセットのコーナーは「ハートビート」「夢日和」と続き全部で5曲。

「夢日和」のクラップ楽しい。

客席前方で聴く生バンドの音圧は格別で、特にドラムスの疾走感が際立っていて、もっと聴いていたくなった。

ここで一旦幕が降りてバンドメンバーの退場と機材の撤収。

そして、メンバーが再登場し「ここからが本編ですよー」とオケでのライブ再開。

「特別じゃない僕の物語」で始まるが、オケの音がギターロックの瑞々しさを湛えていて、バンドセットからのギャップはそれほど大きくない。

続く「ハッピーフレーバー」「かすみ草の花束を」「クリームソーダのゆううつ」は、電子音の打ち込みまで緻密に構築されたアレンジ。

バンドセットの疾走感とはまた違うポップスの軽快なグルーヴ。

終盤は「僕たちは息をする」、そして疾走感のある「ハートビート」。

ここでいったんメンバーが退場するが、客席からアンコール。

ふと振り返ると、キャパ250の渋谷DESEOの観客席は後方までぎっしり埋まっている。

幕が開くと、6人の椅子が角度をつけて設置されている。

メンバーが「アコースティックで歌うので座って聞いてほしい」と。

前方は座り、後方は立ちということで、僕も座って鑑賞。

本編のオケでも歌った「クリームソーダのゆううつ」「かすみ草の花束を」を。

じっくりと聴き入ってしまうような歌唱で、さっき聞いたばかりなのに曲の新しい魅力を見つけるような感じもあった。

アンコールの最後は客席からのリクエスト。「夢日和」が有力かと思われたが「ひとりごと」をリクエストする大きな声が届いて、最後に「ひとりごと」。

バンドセットのパフォーマンスが蘇って来て余韻が残るライブになった。

MCでは「ソールドアウトにはならなかったけれども、これだけ入っていたら実質ソールドアウト」「でも、やっぱりソールドアウトしたい」という会話で志の高さを垣間見せた。



tipToe. はオリジナル楽曲はまだ多くなく、ライブにもまだ荒削りなところがある。

だが、このグループには、このグループにしかない、独特の儚さ見たいなものがある。

そして、これからの成長を見守っていく楽しみがあるとも言える。

7月8日には月見ル君想フでの企画があるとも発表された。

あの会場の持つノスタルジックな雰囲気とtipToe.の持つ儚さがどのような相乗効果を生むのか。

見に行ければいいなと思う。


終演後は物販・特典会へ。

f:id:SHARP:20180415082029j:plain

今日のライブでひときわ自由な雰囲気のMCが印象に残った日野あみちゃんのチェキとサイン。

サインをもらいながら「少女性が価値を持つとはどういうことか」というお題でちょっと話をしたけど、感受性が豊かで、頭の回転が早くて、淀みなく言葉が紡げて、結構なリアル文学少女では?と思った。


(セットリスト)

<バンドセット>
1 ビギナー
2 ひとりごと
3 僕たちは息をする(ギター・花咲なつみ)
4 ハートビート
5 夢日和
<オケ>
6 特別じゃない僕の物語
7 ハッピーフレーバー
8 かすみ草の花束を
9 クリームソーダのゆううつ
10 僕たちは息をする
11 ハートビート
(アンコール)
<アコースティック>
en1 クリームソーダのゆううつ
en2 かすみ草の花束を
<オケ>
en3 ひとりごと