「キングスマン ゴールデン・サークル」(2017年、イギリス)

「キックアス」のマシュー・ボーン監督がメガホンを取ったスパイ映画「キングスマン」の続編。

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「007」や「ジェイソンボーン」などのシリアス系のシリーズとは違って、エンタメ優先、テンポ優先、アクションのキレ優先という感じ。

随所に「いんだよ、細けえこたあ!」的な疾走感があって、おふざけもこの作品の味、という感じ。

「キックアス」もそうだったけれども、コミック感を優先しているところがあって、映画的なリアリティよりも、ポップな映像として印象に残るシーンが多い。

作品的には、ほぼタロン・エガートン主演になっていて、公式ビジュアルからコリン・ファースとのダブル・ヒーローものを期待していくとちょっと肩透かしを食らう。

あとは、劇中に登場するエルトン・ジョン役のエルトン・ジョン(本人)が短時間の出演ながらあまりに強烈で、往年の日本のテレビ番組のノリを思い出させた。

こういうの嫌いじゃないけどね。