ブリューゲル「バベルの塔」展@東京都美術館

ブリューゲルバベルの塔」展を観に、東京都美術館に行ってきた。

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ブリューゲルが残した2点のバベルの塔のうち、「大バベル」はウィーンにあり、アムステルダムにある「小バベル」の方が今回来日。

「小バベル」は想像よりもずっと小さいが、描き込みの多さというか、情報量というか、稠密さに驚かされる。

紀元前の物語を題材に、当時の時代に設定を置き換えて作品化していて、スケール的にもバベルの塔を描いた過去の作品と比べても高さは最高級。500m以上ということで、まさに神にも届きそうなスケールだけれど、これ上に上ったり下に降りたりするの大変そうだよね。

この「バベルの塔」も見に行く甲斐があったが、個人的にはボスによる奇想天外な作品の方にクラクラした。言い方は正しくないかもしれけれども、サブカル感というか、アングラ感というか。

ちなみに、ブリューゲルの版画の方もぶっ飛んでいて、まるでドラッグをキメたかのようなアート。ヘンテコなキャラクターも満載で、ティム・バートンあたりに映像化して欲しいくらい。


ということで、来月、ウィーンに行って「大バベル」を観に行こうと思う。