待ちに待ったパンダみっくの1周年ワンマンライブ。
ロビーにはファン有志からかわいいお花(僕も一口協力しました)。
OPSEの後メンバーが一斉にステージに現れ、カラスは真っ白の「ヒズムリアリズム」でライブが幕開け。
AKIBAカルチャーズ劇場のステージのスクリーンにはVJ。
そして、ステージ左右からは青や緑のレーザー光線が宙を舞う。
前方の中央にポジションを撮っていた僕から見ると、VJとレーザーの演出に引き立てられたパンダみっくのパフォーマンスは、凄い迫力。
ノンストップで「My notes」「シーラカンスダンス」、そしてここAKIBAカルチャーズ劇場の新人公演で毎週披露していた「シンデレラ」。
曲を重ねれば重ねるほど、熱力が高まっていく。
ああ、これはとんでもなくいいライブだ。
重低音のサウンドを浴び、ステージのキレッキレのダンスを見ながら、歴史的な瞬間に立ち会えていると実感する。
自己紹介。
メンバーは、大勢の観客に素直に喜びながらも、肩の力を抜いて自然体でMC。
「こんなにお客さんが来ると思わなかった」「新人公演のときは3行(3列)くらいだったから」「こんなに大勢のお客さんが来たのは(新人公演の5組が集まった)ゲネプロのとき以来」
この辺のMCの雰囲気は、先輩のsora tob sakanaに通じるものがある。
かわいい系の「ガールズ・レテル・トーク」「まみむめも」、ハードで厨二系の「世界寿命と最後の一日」「るーららるーらーるららるーらー」と振幅の大きいレパートリーを聴かせながら、いよいよ今日の初カバー曲。
「シーラカンスダンス」と同じvivid undressによる「パラレルワ」。
パラレルワールドという意味なんらだろうけれど、サビの「パラレルワ」のフレーズが妙に耳に残る。パンダみっくのカラーにぴったりなクールな曲。
ノンストップで、2曲目のオリジナル曲「オモカゲプラスティック」、「シャッタードール」、「とおりゃんせ」と、最もコアなパンダみっくワールドを聞かせながら、いよいよライブはクライマックスへ。
この1年間を振り返るメンバーのMCに続いて、1曲目のオリジナル曲「未来時計」。
そしてワンマンの最後の曲はふぇのたすの「今夜がおわらない」。
ヤマモトショウらしい「終わらない」と「Oh what a night」のダブルミーニングの曲。
なんて夜だ!終わってほしくない! そんな感じ。
ホント、このワンマンもまだまだ終わってほしくない。
そんな気持ちのファン達から「パンダ!パンダ!」のアンコールが起きる。
今日限定のワンマンTシャツに着替えたメンバーが披露したのは、今日初めて聞く曲。
ということは、あらかじめ予告されていたパンダみっく3曲目のオリジナルソング。
「ヒズムリアリズム」のカラスは真っ白にいたタイヘイさんがプロデュースした曲で、「白黒イエスノー」と発表された。
予想されていたハードなサウンドではなく、アコースティックギターやピアノが心地よく耳に絡んでくるような爽やかなサウンド。
ネオアコ系というか、渋谷系というか。ロックバンドというよりは、2010年代後半のアイドルシーンを意識した感じ。
パンダみっくの新しい魅力を引き出してくれた。
ここで、スクリーンも使った重大発表。
まずは、7月から定期公演がスタート。初回は7月15日に渋谷クラブクロール。
続いて、11月に初CDをリリース。
これはファンも待望のもの。
聞いた瞬間、ステージの上でにいにゃちゃんが涙を浮かべるが、その後「予想できたよね」「台本に書いてあった」とあっけらかんとしたMCが。この辺、実にパンダみっくらしい。
アンコールの最後は「MUSIC」からの「ネズミーランド」。
VJも、前半のクール系から、ポップなパーティー感あるものにモードチェンジしている。
全17曲の充実した1周年ワンマンライブ。
あまりこの言葉を濫用したくはないけれど、パンダみっくのワンマンは「多幸感」に包まれて終わった。
振り返ってみても、5人のフォーメーションは完璧で、メンバーの気力も過去最上級に充実していた。
そして、AKIBAカルチャーズ劇場初となる持ち込み機材でのレーザー光線、カルチャーズのスクリーンを使ったVJ。
曲の魅力を引き立てたし、メンバーのパフォーマンスをさらに引き上げる演出。最高だった。
パンダみっく、去年から色々な人にオススメしていて、中には「もうちょっと成長してからまた見たい」と言ってくれる人もいるけど、たぶん、いまの急成長を見る方が楽しいと思う。
今年夏のアイドルフェスにも多く出演予定で、TIF2017には3日間とも出るので、タイテが合えばぜひ。
ファン有志が贈った花束を持って全員チェキ。
1年前のお披露目でも同じようなチェキを撮ったけれど、みんな確実に成長しているよね。
(セットリスト)
0 OPSE
1 ヒズムリアリズム
2 My notes
3 シーラカンスダンス
4 シンデレラ
MC
5 ガールズ・レテル・トーク
6 まみむめも
MC
7 世界寿命と最後の一日
8 るーららるーらーるららるーらー
MC
9 パラレルワ/vivid undress(初披露)
10 オモカゲプラスティック
11 シャッター・ドール
12 とおりゃんせ
MC 振り返り
13 未来時計
14 今夜がおわらない
(アンコール)
15 白黒イエスノー(初披露、3rd オリジナル)
MC
16 MUSIC
17 ネズミーランド