楽曲派アイドル3組を集めた「oto no ha」が新宿MARZで開催された。
チケットは前売りが瞬殺、当日券もなしという人気っぷり。
sora tob sakana
2列目センター近辺で鑑賞。
リラックスしたMCを交えながらも、ポストロック・エレクトロの形容詞に還元されないバラエティに富んだセトリ。
終盤の「クラウチングスタート」「広告の街」「透明な怪物」「夜間飛行」の4曲連続の流れが圧巻だったな。
ハイスイノナサのライブを見たばかりということもあり、照井ワールドを改めてアイドル領域で味わった、そんな感じ。
個人的にはこの日の3組のベストアクト。
(セットリスト)
0 海に纏わる言葉(山崎)
1 夜空を全部
2 Summer Plan
MC
3 魔法の言葉
4 帰り道のワンダー
5 tokyo sinewave
MC
6 クラウチングスタート
7 広告の街
8 透明な怪物
9 夜間飛行
ヤなことそっとミュート
最前列センター付近で鑑賞。そういえば前回のMARZでも同じようなポジションで見ていたことを思い出す。
歪んだギターが形作る独特の音楽に、神の使者のように舞うメンバー。
耽美的な世界は他のアイドルにない個性。
リフト・ダイブ・サーフは禁止されたが、その分のエネルギーがモッシュになっていた。
最前にいたから、前回と同じくモッシュで圧縮されたけど、今回はそれに加えて、モッシュに乗じて力づくで最前から剥がそうとするオタクもいて、しつこかった。
これが当たり前の現場なのかたまたまなのかは分からないけど、ライブ後に身体を見たら、あちこち傷だらけ。これには閉口した。
ステージはいいのにね。
Maison book girl
トリはブクガ。
暗めの照明にノンストップライブ。
サクライケンタの楽曲はいいし、フォーメーションダンスも美しいが、やはりボーカルの被せが気になった。
これはこういうものだと割り切らないと楽しめないのかもしれない。
主催側ではあったが、前の2組に比べるとライブの見せ方にはやや物足りなさが残った。
ただ、最後にコショージが「ステージの上に飲み物を置くのはだめだよ」と注意したのは最高にかっこよくて痺れた。
ステージのセンターに、飲みかけのビール缶だの、スマホだの、タオルだのをずっと置いていたオタクがいた。こういうの演者に言われてしまうの本当に残念。
ということで、3組それぞれの個性が際立った好企画だったけれども、自分はオサカナが大好きだということを改めて確認する機会になった。