君と一緒なら 乗り越えられそうな気がするよ―スマイルネッサンスvol.12~新井乃亜生誕企画~

普通に生きるって いちばん難しい
でもどんなときも 君と一緒なら
乗り越えられそうな気がするよ
大原櫻子「サンキュー。」)

アイドルネッサンスのリーダー新井乃亜の17才の生誕企画「スマイルネッサンスvol.12」がAKIBAカルチャーズ劇場で開催された。

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スマイルネッサンスvo.10から、生誕メンバーのプロデュースによるTシャツが販売されているが、今回あらちゃんの選んだTシャツはピンク。

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僕も開演前に着替えて、4列目中央付近に陣取る。上手の3、4列目くらいをほぼピンクTシャツが占めるというアイドルネッサンス現場にはなかなかない眺め。

メンバー登場~自己紹介

メンバーもピンク色の生誕Tシャツで登場。今日は、自己紹介の最後があらちゃんになるように宮本茉凜からスタートして、舞台下手から上手へ。あれ、まりんちゃん前髪また作ったんだ。これはこれで似合うな。

一通り自己紹介が終わると、今日の主役のあらちゃんがセンターポジションへ。センターと言ってもいまメンバーが6人で偶数なので、少し上手寄りのところへ。計算通り!

今回のTシャツのデザインを解説するあらちゃん。自分で作ったお菓子の写真を撮ったものをモチーフに、「あらちゃん」の「A」「R」「C」のアルファベットを入れたと説明。僕も意味はすぐに分かったけど、「まいなが一番最初に気付いたんだよ」って自慢するまいにゃがかわいかった。

あらちゃんに生質問コーナー

続いて、会場のファンから質問を募る「17才のあらちゃんにレモンがはじけるような生質問」コーナー。

前回の理子ちゃんのときはボールだったけれど、今回は紙飛行機を飛ばして、それをキャッチした人が質問するという企画。

最初に飛ばした紙飛行機は、なんとステージの下の方を低空飛行して、最前列のファンがそれをキャッチ。

Q.「シルエット」でメインの歌パートをやるようになって歌への意識は変わりましたか?
A.いままで以上に責任感を感じるようになった。リリイベで自分が歌えなくなったら大変だと思ったりして、他の曲でもいままで以上に意識するようになった。

いい質問。こういう話はぜひ聞きたかった。

次に下手の方に紙飛行機を飛ばすと今度は遠くの方まで飛んでいった。

Q.新井家の誕生日のお祝いはどういうものですか?
A.いままでは焼肉を食べていたけれども、今年は誕生日当時がライブで家に帰ったら遅い時間だったので、焼肉は食べられなかった。代わりに、「ホールのケーキが食べたい」って言っていたので、それを自分とお父さんとお母さんと3人で食べた。

手ぶりを交えながら楽しそうに話すあらちゃん、最高だ。

メンバーがあらちゃんを語る動画コーナー

続いて、メンバーがあらちゃんを語る動画コーナー。

最初は、「あらちゃんのいいところ(外見)」。唇、口、くっきり二重、髪さらさらつやつや、きれいなふくらはぎ、鼻が動くところ。実際には鼻を手で持って左右に動かしてくれたけど、え?っていうくらい動いて、変顔になっていた。

次は「意外とおっちょこちょいなエピソード。山手線荷物を忘れたとか、MVの収録のときには車にガラガラを忘れたとか、よく「ないない」と騒いでいるとか、荷物の中に練習用の靴下が一杯入っているとか。まりんちゃんはあらちゃんからよく借りるらしい。

最後は「あらちゃんはどんなデートをしそうか」。計画的で、お家に行ってお菓子を作って待ってる、エプロン姿で「のあ気合入っちゃった♡」といってお菓子とかお料理を振る舞い、「あーん♡」と食べさせてあげる、そして帰りに送って行って「いいかげん手つないでよ」と迫り、最後に「「今日はありがとう。好きだよチュ♡」と別れて走って帰る…ってなんでストーリーになっているんだ?!(笑) ちなみに、まりんちゃんのコメントは全然採用されなかったそうで、ふてくされていた。

この動画を見ながら恥ずかしそうにしているあらちゃん。

そこに畳みかけるように「妄想動画をこの場で撮影する」という企画が突然始まり、なっこ監督、こよカメラマン、他ADという豪華撮影陣。

ただ、300人近い観客が見ている中で、演技をするのは恥ずかしいものがあったらしく、途中で泣きだすあらちゃん。これには僕も見ていてちょっといたたまれない気持ちになった。「チュ♡」とか出来ないし、やったとしても直視できないよ。。。

ということで、最後はあらちゃんが涙を流しながら「これ考えたのだれー?」「なんでこんなのやったのー!」「もう、泣きたいよー!」「楽しくなかったーーーー!」と絶叫して動画コーナーは終了。

新井乃亜ソロライブ

ここでピアノが運び込まれ、新井乃亜ソロコンサートへ。

冒頭「あー恥ずかしかった!」と引き摺るようなコメントをしながらも気持ちを切り替えるあらちゃん。

アイドルネッサンスの楽曲のアレンジを務める炭竃智弘を呼び込み、エレピの生演奏をバックに歌い始める。

最初の曲は大原櫻子の「サンキュー。」

普通に生きるって いちばん難しい
でもどんなときも 君と一緒なら
乗り越えられそうな気がするよ
大原櫻子「サンキュー。」)

「今日来てくれた人、来れなかったけど応援してくれてる全てのファンへ捧げる曲」という紹介でファンへの感謝の気持ちを込めたメッセージ。聴きながらうれしさが込み上げてくる。

続いて、いつも支えてくれる家族への想いを込めてYUIの「to Mother/YUI」。

お母さんは、アイドルネッサンスの活動があるときは、仕事を抜けてあらちゃんを学校に迎えに行ったり、夜遅くなると、自宅から1時間のところまで迎えに来たりしているそう。

優しさって
側にあればふと
甘えてしまうもの

ねぇ
幸せよ
たぶん
あたし
YUI「to Mother」)

僕は「YOU」のMVの手紙で、あらちゃんのお母さんが「変顔やめてください」って書いているのを思い出していた。

最後は、あらちゃんがアイドルネッサンス候補生としてレッスンをしていたときに、勧められて歌った曲。絢香「三日月」。この曲が歌うことの楽しさを教えてくれたそう。

君がいない夜だって
そう no more cry もう泣かないよ
がんばっているからねって 強くなるからねって
絢香「三日月」)

ときに繊細なファルセットを交えつつ、力強く歌ってメッセージを届ける新井乃亜。もうこの姿を見ているだけで涙が流れてくる。

「あらちゃん食堂」ついに開店

ライブが終わると、メンバーがバースデーケーキを持って登場。
「17才」の「17」を形をしたチョコレートケーキで、上にカラフルなマカロンが乗っている。

あらちゃんは「断面フェチ」ということで、ケーキにナイフを入れ、断面を指しながら「1、2、3って三層になっているだよ。分かる?」と興奮気味。

そこから「あらちゃんのこだわり断面講座」が始まって、今まで作ったお菓子4種類の断面がスクリーンに映ったのを熱く解説。

そして、スクリーンは「あらちゃん食堂」の文字に代わり、夢にまでみた「あらちゃん食堂」がいよいよ本日開店。

スクリーンの題字も彼女の手によるもの。達筆というほかない。

そして、その題字がロゴになったエプロンを身に着け、三角巾を頭に付ける。「ラーメン屋みたいでしょ?」とおどけるあらちゃん。

テーブルの上で、ロールケーキに生クリームを塗り、苺を載せて、巻いていく…んだけど、そのすきに宮本さんが生クリームを試食しまくっている(笑)

あらちゃんがロールケーキを巻こうとすると、りこちゃんは「潰されたい私も」「入りたいこの中に」「クリームに挟まれたい」と、分かるような分からないようなリアクションを見せ、みんなから「ドM?」と突っ込まれる。

ロールケーキを巻き終わると、昨夜作った完成品がステージに運ばれてくる。場内から「おお!」という歓声もあがる。

「名前を付けると?」と聞かれたあらちゃんは、「のあロール。あ、やっぱりルネロール。そっちの方が売れる」とちょっとリアルな命名。

断面を見せるためにナイフを入れるあらちゃん。苺の断面が小さくなったのをまいにゃに突っ込まれ、もう一度トライすると、今度はキレイな断面に。

なっこが「そんなに断面見せちゃだめーん」とギャグを披露すると、メンバーからは「クーラー効きすぎかな」とクールな反応が返ってくる。「久しぶりだったのに」と嘆くなっこ。

そして、メンバーからあらちゃんへのプレゼントということで、お菓子が運び込まれるとあらちゃんが順に試食。

まりん:チーズケーキ
りこ:生チョコ(オレンジジュースとチョコで作る)
なっこ:ウムクジアンダギー
こよ:福田パンを真似したあんバターパン
まいにゃ:どんぶり一杯のフルーチェ

どんぶり一杯のフルーチェを食べるのはまいにゃの夢だったそう。でも、あらちゃんの夢ではなかった(笑)

最後に「あらちゃん食堂のメニューに加えるならどれ?」と聞かれ、悩んだ末に、まりんのチーズケーキが選ばれた。

恩師からのビデオレター~ファンへの感謝の言葉

最後のプレゼントとして、小学校1年生のときから所属していたダンススクールの恩師のビデオレターが流れる。

「誰よりもいきいきと踊っていた」とか「ダンスしていないときは、おばさんみたいに派手な手ぶりで何かを一生懸命伝えようとしてくれる」とか「アイドルネッサンスのイベントを観に行ったら、以前のまんま変わらないのあちゃんがいたけれども、背が大きくなっていた」とか「忙しいと思うけれど、一息入れたくなるようなときが来たらぜひスクールに遊びにきて」とか。

あらちゃんも泣いていたけど、これは見ているファンも泣けるやつだね。

最後にあらちゃんからファンに感謝の言葉。

人の前に出るのが苦手だった自分がダンスを初めて人の前に立てるようになった。もしダンスをやっていなかったら、アイドルネッサンスに入るということもなかったと思う。
自分がみなさんの立場だったらと想像すると、そこまで一所懸命になれるかどうかは分からない。そう思うと、アイドルネッサンスのことを温かく見守って下さるみなさんには感謝しかない。
アイドルネッサンスに入るまでは他人だった人が、いきなり友達が増えたようなもので、感謝の気持ちを伝えたいけれど、うまく伝えられない。この世界には言葉でしか伝えられないので、なんとももどかしい。
そんなみなさんの温かい応援に応えられるように、これからも頑張っていきたい。

こんな感じだったかな。ともかく、あらちゃんの言葉にはいつも心を揺さぶられる。

歌にも心を動かされるけれど、何かを伝えようとして自分の言葉を選んでくれるあらちゃんの話を聞きながら、僕は「うんうん分かるよ!」と全力で頷いていた。

特典会では、「タイム・トラベル/Lucky」のミュージックフォトカードにサインをもらって、今日の感想を一言伝えた。「感動したよ、ありがとう」って。

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ということで、何度でも言うけど、スマイルネッサンスにハズレなし。

今日のvol.12も幸福感が凄かったから、この余韻だけで一生幸せに生きていけそうな気がするよ。

そして、あらちゃん食堂の企画で僕もケーキが食べたくなったので、買って帰って、断面みながらニヤニヤしている。

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ホントに楽しいスマイルネッサンスだった。

明日からまた日常が始まるけれども、君と一緒なら乗り越えられそうな気がするよ。

(バックナンバー)昨年のスマイルネッサンス記事

sharp.hatenablog.com