君の夢が叶うのは―アイドルネッサンス「Funny Bunny」リリイベファイナル@タワレコ新宿

君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
(アイドルネッサンス「Funny Bunny」)

NHKMUSIC JAPAN」への出演

アイドルネッサンスは、1月11日夜のNHKMUSIC JAPAN」に出演した。

番組で、リーダーの新井乃亜は「MJに出演するのはメンバー全員が目標にしてきたことだった」と語った。また、メンバーの宮本茉凜は、司会のPerfumeのあ~ちゃんからの「どういう基準で曲を選んでいるか」という質問に答えて、こう話した。

時代やジャンルを問わずたくさんの名曲に挑戦して、私たちを通して、曲を知っている人には想い出に浸ってほしいし、知らない方には、新たな曲をたくさん発見してほしいなと思って活動しています。

ユースケサンタマリアから「しっかり者!」というリアクションを引き出すくらいのいつもの手堅い茉凜のトーク。

そのMJのオンエアの翌日、タワレコ新宿店でシングルCD「Funny Bunny」のリリイベファイナルが行われた。

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リリイベスタート

CD「Funny Bunny」を購入した人には、優先入場券と特典券が配布されたが、優先入場券は当日朝には既になくなっていた。一番大きい番号で250番以上のものを見たので、かなりの枚数が出ているはずにもかかわらず、である。

MJ出演の翌日ということで来客の増員も想定される中、開店直後には、特典券も枯れているという情報も入った。

急遽、特典券を増やした模様だが、それだけではなく、急遽、ポスターの特典も追加された。このあたりに、レーベルであるTパレ/タワレコと所属事務所の連携プレーを垣間見た気がして、胸が熱くなる。

開演の30分前、いつものように入念なリハを行うメンバー。
この3連休で関西と名古屋にリリイベで遠征をしているが、ハードなスケジュールもあってか、比嘉奈菜子の声が出なくなっているのが心配だった。

リハーサルが終わって開場し、観客が入ると、もう新宿タワレコはアイドルネッサンスには狭すぎるくらい。

開演時間にメンバーが登場。最初に手短な自己紹介を行う。これは、連続披露のフラグ。

カップリングの「Music Lovers」で始まると、客席も最初から熱い熱気に満ちていて、イントロや間奏で大きな歓声を送る。

百岡古宵のしなやかなダンス、南端まいなのキレイなハモリ、石野理子のフェイク、そして比嘉奈菜子が自らの声で歌っていることに気付く。リリイベファイナルにして劇的な復活。

2曲目は、ライブの最強ソングの一つ「ガリレオのショーケース」。メンバー名のコール、ヘドバン、クラップ、オーイング…メンバーも全力パフォーマンスで観客を煽り、ファンもそれに応える。

そこから間髪入れず「シルエット」。ジャンプ禁止の会場だが、イントロを聞いた瞬間に思わず飛び上がりそうになった。髪を振り乱して踊るメンバーのエモーショナルな姿がたまらないナンバーだが、終盤、顔を紅潮させた宮本茉凜が「ウォーウォー!」と客席を煽る姿のカッコよさに震えた。

そして、「手を打ち鳴らせ!!」。「君の未来に手を打ち鳴らせ!!」の歌詞の通り、これからのアイドルネッサンスの未来を祝福するような気持ちで一体感を味わう。

MCからのサプライズレター

4曲連続で歌い終えると、新井乃亜が「リリイベはこれで終わりますが、私たちがもっと前へ前進していきたいという気持ちは変わりません。来月の2月28日のセカンドワンマンは、みんなと絶対に成功させたいと思っています。これからもみんなと全力で走り抜けていきたい」と、泣きそうな顔で語る。

「Funny Bunny」のスタートのポジションについたところで、スタッフからメンバーに白い封筒が手渡される。

内容は、タワーレコードの嶺脇社長からのお手紙。メンバー全員で声を揃えて読み始める。

1. 2月23日、アイドルネッサンス初のライブDVD発売。昨年の10月4日の恵比寿ザ・ガーデンルームでのファーストワンマンライブの映像化。

2. 3月23日、アイドルネッサンス初のフルアルバム発売。

驚きと感動で涙を流しながらも、何とか踏み止まるあらちゃん。
それを見ながら同じく泣いている自分。。。

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(ナタリーの記事から拝借)

昨日のMJで、まりんは「想い出に浸ってほしい」と言っていた。

でも、僕にはそんな浸れるような甘美な想い出はあまりないんだよね。

どちらかと言えば、「あらちゃんと一緒にうれし泣きをしたい人生だった」という感じ。

でも、こうして、メンバーが清らかな涙を流して、自分も一緒に感動を味わうことで、成就できなかった青春を追体験しているのかもしれない。自分で書いてるだけでもなかなかキモいんだけど(笑)

こよちゃんとりこぽんの間で「フルアルバムってことは、レパートリー全部?」「50曲?!」みたいな掛け合いがされていたのも、初々しさを失わないアイドルネッサンスらしいところ。

君の夢が叶うのは

最後は「Funny Bunny」。タイトルコールを「みんなで一緒に」とあらちゃんが言ったとき、彼女は明らかにメンバーを対象にしていたんだけど、客席から「はい!」って反応があったので「やりたいの?」ということで、なんとメンバーと観客全員で「Funny Bunny」とタイトルコール。

君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
(アイドルネッサンス「Funny Bunny」)

毎回この曲は心に染みるけれども、ライブDVDとアルバムのリリースが決まった直後だけに、感動もひとしおだった。

昨夜のMJに出演した話もせず、そこで歌った「17才」も披露せず。

次の節目は、2月28日の恵比寿リキッドルームのワンマンになるだろう。その告知については、意気込みも含めてたっぷりと語っていた。

常に未来を見て、上へ上へと夢を目指し、一つずつ確実に叶えて行く…アイドルネッサンスに相応しいリリイベファイナルだったと思う。

今回も感動をありがとう! ずっと応援していくよ。

(セットリスト)

1 Music Lovers
2 ガリレオのショーケース
3 シルエット
4 手を打ち鳴らせ!!
(サプライズ:タワレコ嶺脇社長からのお手紙=ライブDVDとフルアルバム発売)
5 Funny Bunny