E7系かがやきのグランクラスに乗って東京から金沢に行った。
料金は普通車にプラスすること13000円ほど。
まずは外観。グランクラスは金沢行き先頭車両の12号車。
座席は通路を挟んだ全6列×3席。
コンパートメントは大きくてゆったり。ドアの開閉はダンパー付きでソフト。
足元は靴を履き替えて用意されたスリッパに履き替えることもできる。
座席は、背面、座面、脚部の3箇所が可動になっている。
「おこす」「たおす」のワンタッチボタンも。
最大限起こしたところと倒したところを撮影。
顔のすぐ横にはLEDの読書灯があり、手元で操作できる。
ACコンセントも肘掛にあり、使いやすい。
乗車から15分で、飲み物と軽食とお菓子のサービス。
飲み物は、アルコール、ソフトドリンク(ホット/アイス)など13種から飲み放題。
軽食は和食か洋食、おつまみ・茶菓子は、パウンドケーキかおかきをそれぞれ選べる。
メニュー。飲み物はいつでも注文できる。
「呼び出し」ボタンを押すとすぐにキャビンアテンダントがオーダーを取りに来る。
ホットもアイスもグラスでサーブされるが、ホットの方は熱くないよう金属製の取っ手がアタッチされる。
グリーン車との境界にはしっかりとした扉。
グランクラス券のない人は入れないという案内。
扉を開けると、エンブレムと日本の伝統美を思わせるパネル。
トイレはゆったりとしていて、洗面台もカーテン付きで使いやすい。
座席周りは全てが機能的に美しくデザインされていて寸分の隙もない。
ただ、本当に隙がなさ過ぎて、ちょっとしたもの(本とかおしぼりとか眼鏡とかゴミとか)を置くスペースがない。
ちょっと不便だし、なんとなく落ち着かない。
グランクラスのコンパートメントのカバーはダンパーで滑らかに開閉し、読書灯もスイッチオフで光量がゆっくりと減衰。
随所に「おもてなし」を感じる。
ただ、車内放送のボリューム、特に車掌のアナウンスの声が大きくて早口で、リラックスの妨げになる点は残念。
こういうところが惜しい。
実際、13000円の「アップグレード」の価値はあるかというと、一人旅の場合にはそこまでないというのが正直なところ。
大切な人と二人で行くのなら、気分の良さを買うという意味もあるかもしれないけれど。
これなら、その分のお金を財布に残して普通車で金沢に行って、現地で美味しいものを食べた方が幸せになれると思う。
そんな感じ。
では、現地での話はまた明日にでも。