断捨離(1)―車を手放す

「断捨離」してますか?

物への執着心なんてないと思ってるけど、車を手放すのには覚悟がいる。

「車はステイタス」なんて、バブル期の価値観を引きずっているわけじゃない。むしろ、そういう尺度で測ろうとする風潮には反感さえ抱いてきた。

ただ、長年ずっと一緒にあって、しかもいつでも使えるものがなくなることは、やっぱり不安になる。特に、離れて住んでいる親類を訪れたり、電車では行きにくい撮影スポットに行ったりというときには、重宝してきた。

でも、この7年、合計で10000Kmしか乗っていない。乗れば運転は楽しいけれども、平日は仕事、週末はライブという生活が常態化する中で、エンジンをかける頻度は毎月1回くらいになっていた。乗らな過ぎて、バッテリーが上がってしまうというアクシデントも今年は起きた。

その間にも、駐車場代は毎月3万円オーバー。さらに、ガソリン代、任意保険料、自動車税、車検がかかってくる。

果たして、車にそこまで維持費をかけるのは見合うことなのだろうか。

気付けば、周囲はカーシェアリングのステーションだらけ。

ここまでカーシェアリングが普及したら、高い維持費を払って自分の車を持つよりも、利用するときだけ借りればいいのではないだろうか。

なんて、いまさら遅すぎるのかもしれないけれども、理詰めで考えると、「車を手放すべし」という結論に至る。

都内、それも都心で生活している分には、車なんて持たなくても困ることはないはず。

ということで、今月中に車を処分しようと思う。

カーシェアリングがどこまで便利なもので、どんな落とし穴があるのか、まだ分からないけれど、とにかく一歩踏み出そうと思う。