「OTODAMA 空 FES 2015 ~夏、直前の祭~ 天空のファンタジー 」を観にダイバーシティ東京に行ってきた。会場はダイバーシティ東京7階の野外ステージ。
このイベントは「supported by POP PARADE」と冠が付けられているだけあって、入り口にPOP PARADEスタッフ一同からのお花が飾られている。
入場の際に紙製のリストバンドを巻かれ、これで再入場が可能になるシステム。
タイムテーブルはこんな感じ。一応最初から最後まで観ていった。
palet(12:30)
トップバッターがいきなりpalet。不在のメンバーもいたが、晴天の下、華やかなステージを見せた。
観客席後方の関係者スペースからアイドルネッサンスのメンバーが熱心に鑑賞していた。なるほど、こういう勉強の機会もあるのかと思いつつ見守った。
SiAM&POPTUNE(13:10)
初見。勢いのあるステージ。ちょっと「でんぱ組inc.」を思わせる感じのサブカル寄りの雰囲気。ファンも後方で陣形を組んで盛り上げる。
直射日光が照りつける中、後方の日陰に退避。水分補給をしつつ体力温存。
drop(13:50)
初見。メンバー4人だと思っていたら3人で登場。どういう事情かは分からないけれど、3人で淡々とステージを進めている。これからどうなっていくのだろうという心配が先行してしまった。
水分補給しながらなので500mlのペットボトルが早くもなくなりそう。もう一本のボトルへ。
Luce Twinkle Wink☆(14:30)
初見。デビュー曲「刹那ハレーション」、切なさを含んだイイキョクだし、セカンドシングルもカップリングも含めて良曲。パフォーマンスは、類型的なアイドルらしさを感じさせたが、今度のワンマンライブが恵比寿のLIQUID ROOMだということで伸び盛りな感じ。
次のアイドルネッサンスに備えて前方へ。
アイドルネッサンス(15:10)
ここから「Sharpフェス」の始まり(笑)
運良く最前こよポジに行けた。
天空の下で見る純白の衣装のアイドルネッサンスは、まるで天使のよう。
最初の曲は「はじめるよ、準備はいいかい」でスタートする「ミラクルをキミとおこしたいんです」。これは素晴らしい導入。サビの「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」でいきなり会場が一つになる。
2曲目は、太陽の下のフェスに相応しい「太陽と心臓」。
ブラスの音が野外のフェスにぴったりとはまる。なっこ曲の印象が強いけれども、間奏のトランペットのパートで、佳奈ちゃんのソロ演奏が聴きたくなる。
ここで自己紹介。なっこのダジャレは「今日はハハハと笑う母の日」。こういうのちゃんと考えてくるなっこってホントにいい!
MC明けは3曲続けて「Good day Sunshine」「17才」「恋する感覚」。青空の下の「Good day Sunshine」は最高だったし、フリコピを全力で楽しんだ。「17才」のクラップとコール、「恋する感覚」のコールで、会場の盛り上がりは頂点に。
MC。のあねぇから5月4日にアイドルネッサンスが2年目になったことの紹介と、茉凜からAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演の告知。この辺、実に手堅い。
最後に名残惜しい雰囲気の中で「YOU」。この曲はもうホント指差し天国。幸せな時間。
メンバーはステージ中に水分補給を全くせず、それでいてジャケットの衣装なので、大丈夫かと見ている方が心配になるくらいだった。
(セットリスト)
1 ミラクルをキミとおこしたいんです
2 太陽と心臓
3 Good day Sunshine
4 17才
5 恋する感覚
6 YOU
つりビット(15:50)
最前のままつりビットへ(すみません、ありがとうございます)。
「負けないガッツ」の白と紺の制服の衣装。これ好きだ。天空のステージに相応しい色合い。
スタートはまさかの「バニラな空」。
タイトルに「空」が含まれているのでやるかもしれないけれども、冬の曲、雪空の曲なので季節が違うからなあと思っていた。でも、この天気で聴くと、逆に清涼感を感じさせてくれた。もちろんイイキョクだし!
2曲目は配信デビュー曲の「スタートダッシュ!」。「まぶしい太陽見上げたら」の歌詞が空フェス向き。なるほど曲のセトリは素晴らしいものになる予感。
MCで自己紹介。今更だけど、つりビットメンバーは全員かわいい。今日はメンバーの自己紹介のときに観客席から鋭い反応が上がる。
ここからはシングル曲の連続で「踊ろよ、フィッシュ」と「負けないガッツ~いつか世界を釣り上げます~」を。カバー曲でもオリジナル曲でも、このステージでつりビットの清涼感が増幅されるよう。ターンやジャンプの一つ一つの動作がまぶしい。
MCを挟んで「ラムネ色のスケッチ」。これは本当に泣ける。次にこんなシチュエーションでつりビットを見る日はいつになるだろうという想いでステージを観ていたらなぜか涙が流れ出て来た。
最後はCDデビュー曲の「真夏の天体観測」。これを最後に持ってくるのが最近の鉄板展開のような気がする。
とてもいいセトリだったが、6曲くらいではつりビットの魅力の全部をここにいる観客に伝えきれてないという歯がゆさも残った。これはファンのひいき目だろうけど。
「6月6日に日比谷公園小音楽堂でフリーワンマンライブがあるよ!」っていう告知で終わるかと思いきや、誰も一言も触れずにあっさりと退場。こういう淡泊なところがつりビットの魅力でもあるんだけどね。ガツガツ、ギラギラした肉食系とは違う、ちょっとあっさり目の魚系? 分からないけど。
(セットリスト)
1 バニラな空
2 スタートダッシュ!
3 踊ろよ、フィッシュ
4 負けないガッツ〜いつか世界を釣り上げます〜
5 ラムネ色のスケッチ
6 真夏の天体観測
さんみゅ~(16:30)
最前をさんみゅ~ヲタの方に譲って後方へ退避。そしてアイドルネッサンスのお見送り会に行っていたので、全部は観られず。
ただ、とてもまったりとした雰囲気のステージと、ノスタルジックな楽曲は、夕暮の到来する雰囲気とも合わせて、気分的に癒された。
ミネラルウオーターのペットボトル2本目も空けてしまったので、コーラを注文。フェス感出て来た。
ドロシーリトルハッピー(17:10)
4月28日の3名の卒業を発表してから僕が初めて見る5人のドロシー。中央の段差を確保すると、メンバーの顔が真正面に。余分なものは一切見えないベストポジション。
ドロシーはいまやフェスに登場するだけで王者の風格があるが、何といっても今日はトリ。
「どこか連れていって」から「colorful life」とアゲ曲からスタート。推しジャン、リフトなど、聴衆も最大級の盛り上がりで応える(トラブルを起こした観客は僕のところからは見えなかった)。
自己紹介。メンバーはいままでと何も変わらないが、秋元瑠海ちゃんが「みなさん、仲良く楽しんでいってください。秋元瑠海です」と言ったところで、少し空気が和んだ。
次は、空の歌ということで「sky traveler」、続けて「2 the sky」を。今日もドロシーのステージは完璧。4月28日以前に観ていたものと遜色ない。
そして、いまやドロシーの最高のキラーチューン「恋は走りだした」へ。会場の一体感は今日の中で最高潮へ。
最後は、去年のTIFのスカイステージでも見せた「ストーリー」を。
止めないで 君が描くストーリーを
隣りでずっと聞かせて
雨上がりの青空へと
この物語は続いていく!
やっぱり、ドロシーは最高。
自然発生的にアンコールが起きて最後は「諦めないで」。会場中から「D!L!H!レッツゴー!」の大合唱。この一体感。
以前と変わらない完成度。一体感。
だが、去年ももうこのレベルに達していたのにという想いもある。完成度が高いゆえ、それがかえって自らを縛るということもあったのかもしれない。
そんなことを漠然と考えながら、「ドロシーでは叶えられない夢」を見ているメンバーの気持ちも、「Breaking through」や「just move on」と作詞したくなるメンバーの気持ちも、今日は両方ともに理解できた。
5人のドロシーが見られるのは7月12日の中野サンプラザが最後。だが、非観することはない。あと、2ヶ月の間、僕らはこの5人のステージを見られるのだから。
(セットリスト)
1 どこか連れていって
2 coloful life
3 sky traveler
4 2 the sky
5 恋は走りだした
6 ストーリー
(アンコール)
en 諦めないで
特典会
アイドルネッサンスとつりビットに行こうとタイムテーブルとにらめっこ。
まずはアイドルネッサンスの写真セット(1000円)を購入。最近写真増えすぎてて整理が大変なんだけど、最新の石野理子ちゃんソロを選ぶ。
さんみゅ~のステージの時間帯に「お見送り会」に。メンバーに感想が伝えられて、もう何も言うことはない。
そして、つりビットは…またCDが枯れていたので断念。今日はシングル1枚で全員握手もあったみたいなので、新規ファンが増えるといいなと思う。
ということで、アイドルネッサンス、つりビット、ドロシーという「俺得」なフェスが終わった。日に焼けて赤くなった顔で、りんかい線に乗って帰宅。また明日から仕事だけど頑張れそうな気がする。そんな素晴らしいフェスだった。