Negiccoが11年ぶりにMJに出演~これを機に女性ファンの増加を

11年振りのMJ出演

2004年、NHKの「POP JAM」にNegiccoは出演し、デビュー曲「恋するねぎっ娘」を歌った。

それから11年経った2015年、NegiccoPerfumeが司会を務めるMJに出演し、オリコンウィークリー5位の最新曲「光のシュプール」を歌った。

番組では、Negiccoは「ジェットコースターアイドル」と呼ばれていると紹介され、これまでの苦労にフォーカスが当てられた。そしてPerfumeとの「涙の再会」には、ステージでの紹介のシーンの他、楽屋入りの場面と、スタジオ裏での場面も当てられた。

ネギを持たされたりすることはなく、「光のシュプール」もたっぷりと歌えたが、「オリコン5位」と紹介されただけで、楽曲自体の紹介は少な目だった。

それでも、このタイミングでNegiccoを呼んだNHKはセンスがあると思うし、全部で10分を超える出演時間を与えたのも英断。そして、司会のPerfumeユースケ・サンタマリアとも、Negiccoへの配慮が素晴らしく、出演を祝福する以上に盛り上げた。番組的にはよいコンテンツになったと思う。

TV出演をきっかけに

今回の番組でリーダーのNao☆が前回の出演を回顧して「(TVに出演して)売れた!と思ったけどその後仕事が来なかった」と語っていた。

今回は、もう「売れた!」と思って止まっているわけにはいかない。ここからがスタートなのだ。今のNegiccoなら、月末から始まる全国ツアーを成功させてライブの動員に弾みをつけることが望ましい。

MJ出演を弾みにして、武道館ワンマンや、紅白歌合戦出場という夢を叶えてほしい。

「夢を叶える人は、夢をあきらめなかった人」、それはそうだろう。そして、周囲は夢が実現するよいうに必要なサポートをしなくてはならない。できれば、戦略的に。

「サンシャイン日本海」がオリコン11位に終わった後のリベンジにミュージックカードの導入を行った。

(参考)

そして、「光のシュプール」がオリコン5位を獲得した後は、全国ツアーを打ち上げた。

(参考)

さて、今、最大級の追い風を受けているこのtimingで何ができるだろう。何をすべきだろう。

女性ファンの増加こそ鍵

いろいろな考え方があるかと思うが、他のアイドルがブレイクしたときには、だいたい女性ファンが増加している。TVオンエアの直後を捉えて、全国ツアーに女性ファンや若いファンを呼び込むべきだろうと僕なら考える。

ツアーのチケットは、初日・二日目の千葉・埼玉は完売しているが、他はまだ入手可能だ。TVを見た人がライブに足を運ぶにはちょうどいいタイミングの全国ツアーである。この点でやはりNegiccoは「持っている」と思う。

だが、最終日の新潟県民会館を除いては、オールスタンディングであり、女性や子供には敷居が高い。特に狭いライブハウスではNegiccoが見えないということも起きやすい。いかに優しいNegiccoファンであっても、身動きの取れないハコでは場所を譲ることもままならない。

そこで、女性・子供エリアを設定である。

LIQUIDROOMでは設定されたが、こういうのは場当たり的でなく、制度化してアナウンスする方がいい。もちろん、チケットを販売する段階で告知する方が、参加者みんなに対して親切。

今回のMJ放送で関心を持った新規の人がチケット情報を調べるこのタイミングを捉えたらいいと思う。やるなら今でしょ?