最後の手段で決めちゃう―アイドルネッサンス「スマイルネッサンスvol.4」

甘い甘い恋のチョコレート あなたにあげてみても
目立ちはしないから 私ちょっと最後の手段で決めちゃう
国生さゆりバレンタイン・キッス」)

アイドルネッサンスの企画にハズレなし―そう思わされた一日だった。

この日はバレンタインデー。「チョコをプレゼント」を目玉にして主催されたアイドルイベントがいくつもあったが、それらを尻目に、スマイルネッサンスの「映像上映企画」に行ってきた。

アイドルネッサンスが私服でステージに上がるのは初めて。バレンタインということで、どこかに赤を入れたファッション。


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まいなは…一応ペンダントが赤ということだった(笑)




「タイドルネッサンス

まずは、アイドルネッサンスが昨年、タイのフェスに招待されて遠征した様子を写した映像作品「タイドルネッサンス」を、メンバーと一緒に鑑賞。

空港での出発から、機内ではしゃぐ様子、ホテルの部屋でリラックスするところなど、メンバーも初見のビデオを鑑賞。バスローブ姿で部屋をうろつく古宵ちゃんとか、ソファで寝落ちするまいにゃとか、映し出されるたびに、キャーキャー叫ぶメンバーたち。なにこの幸せな時間。

印象的だったのは、ステージのリハーサルの光景。カメラで写した動画を本番直前に全員でチェックし、振りやハーモニーを合わせる。その表情は真剣そのもの。

続いて、タイのステージ本番で「初恋」「17才」を歌う動画が流れたが、それを眺めるメンバーは、ライブ映像を楽しむというよりも、自分達のパフォーマンスを客観的にチェックするような真剣なまなざし。プロの顔を見た思いがした。

ライブが終わって、食事をしたり、ショッピングを楽しんだり、帰国の途に着いたりする映像が続いたが、まるでアイドルネッサンスの海外ツアーを同時体験しているような錯覚に陥った。

予告編を見るだけでも、幸福な感じを味わえる。


~路面店、ホテル、寺院などなど~【「タイドルネッサンス」予告編】アイドルネッ ...

バレンタイン妄想スペシャ

続いて、昨年のクリスマスに好評だった、メンバーが「監督・出演」を行ったバレンタイン妄想デート動画をメンバーと一緒に鑑賞。

「バレンタインにチョコをプレゼントする」というシチュエーションは共通しているが、メンバーの個性がはっきりと表れた7つの作品。みんな女優をやっている作品では恥ずかしそうにしたり、ときにキャーキャー叫んだりしたのに、自分が監督をしている作品はドヤ顔をしているように見えた。

甲乙つけがたかったが、石野理子ちゃんのネガティブな感じを活かした橋本佳奈監督作品と、比嘉奈菜子の自然な演技を収めた南端まいな監督作品が特に印象に残った。

あ、古宵ちゃんがジャージ姿で「お兄ちゃんの友達」にチョコをあげるシチュエーションも、凄く良かったなあ。。。あれ、観てるときに、こよが恥ずかしがり過ぎていたけど(笑)

動画を見終えた後に、会場から質問を受けつける企画も楽しかった。

以下の予告編でもこの雰囲気が十分に伝わってくる。


~チラ見せ!~【バレンタイン胸キュン動画撮影中】アイドルネッサンス - YouTube

プライズプレゼント

動画の上映と質疑応答が終わって、退場するメンバー…と見せかけて、ここでサプライズステージ。事務所の先輩の国生さゆりの「バレンタイン・キッス」をカバー。

この曲はお腹一杯という意見もあるかもしれないけど、そこはアイドルネッサンスクオリティ。単なるカラオケではなく、イントロから全く新しいアレンジに生まれ変わっていて、振付けもダイナミック。最後には7人全員で大きなハートの形を作るエンディング。

最後の挨拶では、まいなから投げキッスも飛び出して、まさにバレンタイン・キッス。チョコなんてらなかったんや!!

ポストカードお渡し会と監督賞・女優賞の発表

そして、イベントの締めくくりは、ポストカードお渡し会。七人七色の思い思いのデザインのポストカードに直筆サインのセット。これ7人分で1000円とかほんとにアイドルネッサンス運営は良心的。ポストカードを受け取りながら、今日の感想も話せた。

僕のお気に入りは、石野理子ちゃんのデザイン。かわいくなりすぎていないあたりが、いかにも彼女らしい。

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そして、最後の最後に、最優秀監督賞が橋本佳奈、最優秀女優賞が比嘉奈菜子と発表された。他の作品も良かったけれども、この両名は納得の受賞。

上映会でこんなに楽しませてくれるアイドルは、アイドルネッサンスの他にはあまりいないのではないかと思わされる充実した内容だった。本当に、アイドルネッサンスの企画にハズレなし、である。