ハコから生まれたライバルネッサンス!!@AKIBAカルチャーズ劇場

AKIBAカルチャーズで行われたアイドルネッサンスとハコイリ♡ムスメの対バンを観に行った。

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公演はソールドアウトし、当日券も出ず。

ハコイリムスメ

先攻はハコイリムスメ。代表曲のCoCoのカバーの「はんぶん不思議」から「Be My Diamond!」「レモンドロップ」を披露。ときに甘さを見せるボーカルと、演劇的な表情の振付けが印象的。

(セットリスト)

1.はんぶん不思議/CoCo
2.Be My Diamond!/ribbon
3.レモンドロップ/アイドリング!!!

7番勝負(前半)

アイドルネッサンスハコイリムスメの双方からメンバーを出して7項目の勝負をする7番勝負。前半は4試合。アイドルネッサンス反射神経対決で勝っただけで、前半を終えて、1-3でハコイリムスメ優勢。

1.腕力(腕相撲)
2.反射神経(ピコピコハンマー・ヘルメット)
3.画力(ドラえもん)
4.表現力(ジェスチャー)

アイドルネッサンス

「Good Day Sunshine」から「シャングリラ」「17才」と、序破急を絵に描いたような展開。アイドルネッサンスのボーカルと言えば石野理子だけど、今日は新井乃亜のボーカルの声量が目立っていた。

(セットリスト)

1.Good Day Sunshine/SAWA
2.シャングリラ/チャットモンチー
3.17才/Baseball Bear

7番勝負(後半)

Tシャツの持ち主を匂いで当てる嗅覚対決は両チームとも正解で勝負つかず。品格対決のおにぎりのブラインドテストでは、セレブ担当の新井乃亜が自らが“一流アイドル”であることを証明した。そして最後の記憶力対決は、相手のメンバーの誕生日を覚えるというもの。マネージャーまで含め7人の誕生日を覚えるという難度。結果は、後半はアイドルネッサンスが2勝1分け。

5.嗅覚(Tシャツの持ち主当て)
6.品格(おにぎりのブラインドテスト)
7.記憶力(お互いのユニットのメンバーの誕生日)

前半後半を通すと、3勝3敗1引き分けということで決着つかず。

次回の共演へと続きそうな感じ、実際その機会があるかは分からないけれど。

アイドルネッサンス×ハコイリ♡ムスメ コラボレーション

最後は14人がステージに集まっての大コラボレーション。

お互いの曲を一曲ずつ、ということで、「シンデレラ・ルネサンス」から「海へ行こう」、最後は「ありがとう!お友達。」を熱く歌った。

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(セットリスト)

1.シンデレラ・ルネサンス/池澤春菜
2.海へ行こう/チェキ娘
3.ありがとう!おともだち。/Berryz工房

ライバル対決の行方

余興の7番勝負は引き分けになったけれども、肝心のステージの方の勝負の方も、印象というか主観混じりで記録しておきたい。

このAKIBAカルチャーズ劇場で真夏の新人公演を競い合ったライバル同士の初のツーマン。7人編成で名曲をカヴァーする点で通じ合うものがあり、両ユニット3曲ずつに加えてコラボレーションで3曲を披露。両者の世界観が見事に響き合っていた。

人数やコンセプトという点で共通点も多いグループだが、両方同時に観ると結構テイストが違うことに気付く。ビターなアイドルネッサンス、スウィートなハコイリムスメ

原曲がロックかアイドルソングかという違いが一番大きいが、メンバーのキャラや衣装やメイクにも双方のカラーが滲み出ていた。

自分はアイドルネッサンスハコイリムスメのどっちが好きかって改めて考えると、そりゃもちろん両方観られたら幸せだと思うけど、今はアイドルネッサンスのビターな感じに惹かれる。特に石野理子の表現力や文学的な佇まいには比類がないというべきか。


終演後、ハコイリムスメの鉄戸美桜はTwitterにこう投稿した。

うまく言葉にして伝えられないけれど今日得られたものは私にとってとても大きなものだと思っています。帰りにメンバーとアイドルネッサンスさんの定期公演を拝見させていただき、圧巻のパフォーマンスに言葉を失いました。心にガツンとくるような、涙が出そうなそんなパフォーマンスでした。


電車の中でたまきとハコムスについて沢山お話して来年の目標や改善するべき点を再確認しました。このままではダメだと思いました。いつまでも背中を見ているだけでなく、隣に立ってその先を見たいと思いました。

アイドルネッサンスハコイリムスメに関して言えば、現時点で「ライブの力量」という点での差は小さくないと思う。鉄戸美桜が言ってるのもそういうことだろう。もちろんハコイリムスメには、アイドルネッサンスにない魅力もあるわけで、決して一方的な優劣と言えるものでもない。そこが「ライバル」たるゆえんでもある。

だが、ハコイリムスメのメンバーは、「いつまでも背中を見ているだけではダメ」だと気付き、自ら認め、追いつこうとする志を抱いて、それを公言する時点で、立派だと言わざるを得ない。この先、きっと良い方向に変化が生まれるだろう。

ということで、両グループともこれからも切磋琢磨して自らを磨いて行ってほしいと願う。僕も“ライバル”の行く末を見守っていきたい。