14才 It's a fourteen―スマイルネッサンスvol.1

17才 It's a seventeen 檸檬が弾けるような日々
生きている気がした気持ち それがすべてだ 17才
(アイドルネッサンス「17才」)

アイドルネッサンスの単独自主企画イベント「スマイルネッサンス」の記念すべき第一回。10月29日に14歳の誕生日を迎えた石野理子の生誕祭も行うと銘打たれていた。

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会場は乃木坂駅近くの「都内某所」。到着すると「メンバーへの質問」という紙が配られる。聞きたいことを記入し、整理券の番号順に入場を待つ。

入場時にボックスから座席番号を引くシステム。E-4。行ってみると5列目の上手だった。悪くない。座席指定で、全員着席というスタイルは、沸きたい人には物足りないかもしれないが、パフォーマンスを味わうにはよいと思うし、何より、女性も来やすいと思う。アイドルがブレイクするには女性人気の獲得が鍵だというのが僕の持論だけど、今日も結構な数の女性ファンが来ていた。

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最初に「企画が盛りだくさん」だと聞かされた。ライブが始まり、「ガリレオのショーケース」「シャングリラ」「初恋(村下孝蔵)」「グッデイサンシャイン」「バタフライ」を歌う。

個人的には懐古趣味はないのだが、新しい命を吹き込まれたような「初恋」には本当に胸を打たれた。

続いて、企画の「アイドルネッサンスへの質問」コーナー。入場口で回収したたくさんの質問票を箱に入れたところからメンバーが無作為に取り出す。

最初の質問は「アイドルネッサンスというグループの名前をどう思いますか?」って、僕の質問じゃないか!

「えっと、お名前は…書いてありませんね」「この質問をされたのはどなたですか~」と聞かれて、挙手して、名前を名乗る。これでメンバーとファンから認知された…かもしれない(震え)

まあ僕のエピソードはどうでもいいけど、肝心の答の方は、理子ちゃんは「ルネッサンスという言葉は、再生とか復活とかっていう意味だけど、自分としては、音楽で革命を起こしたい」とか言っていてかっこよかった。乃亜ちゃんは「アイドルネッサンスってプロジェクト名だと思っていたけど、そのままグループの名前になってびっくりした」と。最後に古宵ちゃんは「たまにアイドルルネッサンスって間違われるけど、ルは一つ!」って言って笑いを取っていた。

次の質問は「石野理子生誕Tシャツのデザインについてどう思ったか、率直に教えてください」という質問。これな。

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続いて、「理子ちゃんに直してほしいところ」「アイドルネッサンスあるあるを教えて」「好きなプロ野球チーム」「好きな四字熟語」「アイドルネッサンスで部活を立ち上げるとしたらどんな部活」という質問が読み上げられた。

「アイドルネッサンスあるある」は、会話しているうちに歌になっていくという話。彼女達らしい明るいエピソードだった。

ちなみに、この後も質問を読まれた人は「誰ですか~」と聞かれていたけど、もう名前は聞かれていなかったな。。。

メンバーが引っ込み、石野理子のステージへ。

石野理子がトップスを生誕Teeに着替えてステージに現れる。続いて、楽曲のアレンジも手掛けるピエール氏がアコースティックギターをもって登場。

最初の曲は「心細いのでメンバーにも応援に来てもらいます」ということで、全員が石野Teeを着るという凄い光景で「Jamaica Song (Booker.T)」を。理子ちゃんの歌は折り紙付きだけど、英語の発音がいいのは新しい発見だった。

他のメンバーが退場し、理子ソロで「ノスタルジア(いきものがかり )」を。これは彼女がSMAのオーディションのときに歌った曲だというが、もう会場中が聴き入っているのが分かるくらい、静まりかえるような空気。圧倒的で説得力のある表現を聴かせた。

会場にいた日笠麗奈さんのTwitterから引用する。

アイドルネッサンス自主企画 スマイルネッサンスvol.1行ってきました。ライブの満足度は言わずもがなだけど、今日はとにかく石野理子ちゃんのソロが凄すぎた。私含めたぶん会場全員息するの忘れてたんじゃないかな…

会場が感動に包まれて、ピエールさんを拍手で送り出す。いつも控えめでちょっとネガティヴな理子ちゃんもかすかなドヤ顔…

と油断しているところでステージ上のスクリーンでサプライズ企画。「石野理子NG写真」と題された変顔のオンパレードが始まった。

理子ちゃん、孤立無援のステージ上で「ひどいひどいひどい…」を連発。最後には動画まで流れる始末で、「絶対まりんだひどい、まりんサイアク~」と照れ隠しで呟き続けた(石野とか、ピエールとか、まりんとか、電気グルーヴっぽいと思ったのはここだけにしておこう)

残りのメンバーがバースデーケーキと花束とプレゼントとともにステージに現れ、宮本茉凜が「からの~、みやもとまりんのいたずらっこ大成功~!」と。

「ハッピバースデー」の歌に続き、広島アクターズの同期であるSPL∞ASHのピンク担当・今村 美月からの手紙が代読された。この辺で、理子ちゃん涙目。

そして、残りのメンバー一人ずつが中央で理子ちゃんと向かい合って、書いてきた手紙を読み上げる。便箋だけでなく、作文用紙や、ルーズリーフに書いてきたメンバーもいてなんかリアルだった。

ここでまたしてもサプライズのスライドショー。文字通り生まれたばかりの0歳から、1歳、2歳と年を重ねる理子ちゃんの写真がスクリーンに大写しになる。

幼稚園の卒園式で「アイドルになる」と宣言していたこと、小学校2年生で広島アクターズに入ったこと…まるで幼い頃から彼女を見守ってきたかのような錯覚に陥る。

いよいよ石野がステージ中央に立ち、今日のお礼を述べたあと、自分の思いを綴った手紙を読み上げる。堂々とした姿に「これで14歳になったばかりか」との思いを強くする。

最後に全員でデビュー曲の「17才」を歌い、会場を熱くする。


アイドルネッサンス「17才」(Dance Shot Ver.) - YouTube


アンコールの声援に再度ステージに登場し、肉声で挨拶をして終演。終演後は、石野理子とのチェキ会と、他のメンバーによるお見送り会が行われ、最後にメンバーが「これからもがんばルネッサンスー!」と宣言して終了。

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アイドルネッサンスの「名曲に命を吹き込む」というコンセプトには惹かれるし、単なる懐古以上のクオリティを見せてくれて本当に感動的。

僕の知る限り、いま一番熱くて、和気あいあいとしていて、一体感のある現場の一つ。ファンもいいひとばかり。

これからも足を運んで、メンバーの成長を見届けたいと思う。

次回の「スマイルネッサンス vol.2は、12/14(日)!

(セットリスト)

1.ガリレオのショーケース
2.シャングリラ
3.初恋(村下孝蔵
4.Good day Sunhsine
5.Butterfly
(以下2曲、石野ソロ)
6.Jamaica Song (Booker.T)
7.ノスタルジア(いきものがかり
8.17才