春なのに デートもしななのん
ベイビィ 会いに来て
(ななのん「ななのんのベイビィ・ポータブル・ロック」)
東京は夜の9時。新宿タワレコのななのんの登場を待つ大勢の人。今日が初インストア。
ななのんは、ななことなあ坊豆腐@那奈と、のんこと前田希美のユニット。デビュー曲の「ななななのんのん」のフルMVが初公開。既にヤバい。テンション高男、じゃなくて、テンション貴男!!(by 田島貴男)
ななのん / ななななのんのん (short ver) - YouTube
(short ver.)
リハーサルということでメンバー登場。人形のようなスタイル。「ななななのんのん」「東京は夜の7時」「ベイビィ・ポータブル・ロック」を順番にワンコーラスずつ披露。何コレ?!という破壊力。完全な小西ワールド。
前田希美は、白Tee+紺地にひまわり柄の短パン。那奈は、黒Tee+白地にひまわり柄の短パン。前で結んだTeeからおへそが覗き、手脚の長さが目立つ。お揃いの真っ白なハイカットのスニーカー。長い黒髪には小さなひまわりの花冠。衣装は、イベント毎に変えるそう。
デビュー曲の「ななななのんのん」の歌詞も凄い。1番で「これが私たちのデビュー曲です」とスモールワールドを歌っていると思ったら、2番は「世界平和」だと。小西さんのセンスが爆発。
一生懸命だけど音程の不安定な生歌に、力に入り過ぎないダンス。でも、二人が見つめ合ってニコニコしながら踊るだけで、幸せな世界が出現。二人とも手足が長いので、とにかく絵になる。
ななのんのすらりとした人形のようなプロポーションは最近のアイドルのトレンドからは外れていると言えるかもしれない。だが、隙のないルックスと、隙のあるボーカルという組み合わせは、アイドルに求められている資質そのものではないか。
二人のスタイリッシュなビジュアルは、野宮真貴、野本かりあの系譜の延長上。女子のファンもたくさん来ているのも分かる。だが、クールなだけじゃなくて、二人組で「キャッキャウフフ」要素が加わることで破壊力倍増。
同時に、「アイドルばかり聴かないで」のときのNegiccoが見せたような初々しさもあって、小西康陽ワールドが好きな人には直球ど真ん中の球と言っていい。ピチカート感満載。
続いて、「東京は夜の7時」。パイプ椅子を二つ置いてそこに座ったところから始まる振付け。組んでいる脚をリズムに合わせて左右組み替えるだけでも絵になる。この振りつけは那奈が考えたということ。
そして、「ななのんのベイビーポータブルロック」がヤバい。ピチカートファイヴの原曲の歌詞の語尾を「ななのん」に変えたもの。たったこれだけのことなのに、すごくかわいいし、すごく新しい。まさに「かわいいものを作り出す天才」の小西康陽のセンスが爆発。
ここでマネージャーからサプライズ重大発表。オリコン20位以内に入ったら、感謝パーティ開催だそう。そのための特典がいろいろと発表される。チェキとか、サインとか、直筆メッセージとか…僕は楽曲派()なので楽曲が聴ければ幸せだけど、接触派の人はぜひ!
最後にもう一度「ななななのんのん」を。観客席もサビのフリコピで盛り上がる。ピチカートなダンスフロアとアイドル現場の幸せな融合。なかなか得られない空間。
ステージ終了後、CDの予約には長い列が出来ている。
ななのん、シブヤ系世代を直撃というだけではなく、ピチカートを知らない若い世代にもアピールしそうだ。
- アーティスト: ななのん
- 出版社/メーカー: つばさレコーズ
- 発売日: 2014/08/12
- メディア: CD
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