Peach Suger Snow ももか&あいな生誕祭@ 荻窪ルースターノースサイド

先週に引き続きPeach Suger Snow(PSS)のパフォーマンスを観に行ってきた。会場は、荻窪の四面道交差点に近いルースターノースサイド。

今日は、PSSのメンバーのももかちゃん、あいなちゃんの生誕祭ということで、さまざまな趣向が凝らされた催しだった。

まず、FUJI△PASSION。2曲を披露。恒例の富士山クイズはなしで、誕生日の二人にプレゼントということでももかちゃん、あいなちゃんをステージに呼んでお祝い。なんかすぐにバイバーイと言って終わってしまった気がするが、微笑ましい感じだった。富士山のようなフォーメーションの頂点をなすリーダーのあいかちゃんが歌もMCもしっかりと仕切っていて、お姉さんらしさを見せていた。

続いて、RELISH(魔女っ子見習生)の二人組。ほうきにまたがるパフォーマンスがかわいい。楽曲的にはアニソンテイストが感じられるアイドルソングという印象。ステージからボールを投げ始めてびっくりしたが、もっとびっくりしたことは、それをたくさん集めたファンが檀上に呼ばれて表彰されて賞品をもらったこと。賞品はほうきだったので、空を飛べるやつかな。。。

そして、いよいよPeach Suger Snow(PSS)が登場。「じゅもん」のMVの衣装。ももかちゃんは雪のように白く、あいなちゃんは成長過程の少女の危うさを湛える。そして、ニコニコしているあんちゃん。

まずその「じゅもん」を歌う。ウィスパーボイスは、少女の儚さを増幅するように響いてきた。そこからメガネをかけて歌う「だいじょうぶ」。前回は楽曲とダンスを追うので精一杯だったが、今日は歌詞がすっと頭の中に入ってくる。これは切ない世界観だ。

今日は母の日ということで、「K&Mのお母さん」こと小林清美先生が壇上に呼ばれ、教え子たちから母の日のプレゼントを受け取るという微笑ましい場面があった。

「ごめんね」を歌ったところで、今度は清美先生のターン。グランドピアノのところに座り、誕生日を迎えたPSSのメンバー二人に即興で弾き語りをプレゼント。

小さいころから指導して今日まで育て上げた先生からのメッセージは、時に歌になり、時に語り掛けになり、濃密な師弟関係を思わせるものだった。メンバーは二人とも泣きながら聴いていて、PSSのストーリーも、メンバーの生い立ちもろくに知らない僕でも、思わずもらい泣きするレベル。清美先生、これは反則です(笑)

続いて、アニソンカバーということで、「ETERNAL BLAZE」。オリジナルは水樹奈々が歌い上げる名曲だが、これもウィスパーボイスでカヴァー。しかも、想像以上にはまっている。歌っているメンバーも楽しそう。カバー集をぜひ音源化してほしい。

そして、いよいよ「人魚」へ。純粋無垢で、美しくて、儚くて、悲しい曲。聴けば聴くほど歌詞が凄いんだけど、今日はじっくりと観て振付けの凄さでまた感動した。

海の底でまどろむところから、少しずつ目覚めていき、恋を知ることで美しくなり、最後は相手への愛に苦悩して、自らの命を絶たれるという…。今日は短剣を持ったところのポーズが突き刺さった。

心を揺さぶられるくらいに感動して余韻に浸っていたら、明るい声で「ありがとうございます。ピーチ、シュガー、スノーで、人魚〜泡になって消えても〜、でした」というMCがあって、我に返ったけれども。。。

終演後、物販でCDを購入。ももかちゃん、あいなちゃん、あんちゃんにサインをもらった。ステージの外で見ると、みんな実にあどけない少女。でも、ステージの上でのパフォーマンスはびっくりするくらいの輝き。これは何なんだろうか。その答を探すために、しばらくはこのウィスパーボイスのPSSのCDが、自分にとってのヘビーローテーションになりそうだ。



Peach sugar snow 「人魚~泡になって消えても~」 MV - YouTube