生駒里奈のAKB総選挙立候補から考える

本日、乃木坂46AKB48チームBを兼任している生駒里奈が、総選挙への立候補を表明した。

こういう記事を書く時点で48G運営の話題作り戦略に釣られてるという自覚はある。それでも、他ならぬ生駒ちゃんのこととなれば、やはり書かずにはいられない。

生駒里奈がAKB総選挙への立候補を表明したことは、賛否両論をもって受け止められている。

だが、僕にはごくごく自然なことのように思われる。

もともと、生駒里奈自身は、乃木坂46というユニットに強いこだわりを持っている。その彼女が悩み抜いてAKB48との兼任を受諾した時点で、この道は見えていた。

3月中旬のナタリーのインタビューで、彼女はこう語っている。

うちでも乃木坂でこうしてやってこれたんだから、きっとAKBさんでもちゃんとやっていけると思う。ただやり方は全然違うと思うから、そこに戸惑うことはあると思うんですけどね。それを知るために行くわけだし、そこも含めて全部学んできたいなって思います。
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46「気づいたら片想い」特集 - 生駒「大組閣」を語る (6/9)

「全部学んでいきたい」の箇所に改めてアンダーラインを引きたい。

総選挙の結果がどうであれ、その過程から得られる経験を、彼女は全部乃木坂46に持ち帰って、グループのレベルアップに繋げるだろう。

今回の立候補は、僕にとっては、生駒里奈乃木坂46への思い入れの強さを改めて浮き彫りにした。それと同時に、彼女自身が持っている責任感を心から賞賛したくなる。

もう一度書くが、「結果」ではなく「過程」から得る経験こそ、彼女が乃木坂46に持ち帰ろうとしている価値のあるものだ。本当に大切なことは、結果の報道だけを見ても分からない。