パリの空気は自由にする

シャルル・ドゴール空港からロワジーバスに乗る。冷たいが澄んだ空気。ガルニエに近づくにつれ、成熟した街のざわめきが聞こえてくる。ここで僕は自由。

タクシーに乗り換えてホテルに。着替えもそこそこに街に繰り出す。

思いのほか早く外出できたので、予定を変更してポンピドゥー・センターへ。ところどころ止まっているエスカレーターを上って、4階・5階の国立近代美術館に入り、20世紀の美術を堪能する。大好きなバルテュスが2点見られた。それだけでも足を運んだ甲斐があったというものだ。満足。あとは気になった作品をメモ。Damien Deroubaixの"sick bizarre defaced creation"。劇団イヌカレーの魔女にも通じる、悪夢のようなコラージュ世界。

美術鑑賞を終え、ポンヌフを渡って、サンジェルマン・デプレへ。遠くにエッフェル塔のライティングが見える。慣れない場所で夜歩いて道に迷うのも楽しい。カフェ・ド・フロールで夕食。帰りはメトロに乗る。

今日はまだ初日だし大人しくしておこう。また明日。


(PHOTO: シャープ, CAMERA: RICOH GR DIGITAL)

ちなみにホテルの様子。アクセスの良さ優先で選んだ。1区のプチホテルらしく、部屋は狭く、バスタブはない。だが、居心地の良さを感じさせる内装。ネット接続も快適。これで一泊11,000円の予算に収まっている。







(PHOTO: シャープ, CAMERA: RICOH GR DIGITAL)