まるで『まどマギ』だった『さよならぼくたちのようちえん』

満島ひかりの演技目当てで『さよならぼくたちのようちえん』を観ていた。幼稚園生が主人公ということで最初は子供向けかと思いきや、だんだん不安を煽るような展開に…

幼稚園生のグループが保護者の元を離れ中央線に乗るのだが、高尾駅で一人メンバーが脱落していたあたりから一気に不安が高まる。そうこれは「マミさん」だ。ひぐらしで言えば、時報こと「富竹さん」みたいな。

その後も予想通り一人ずつ園児が脱落していくのだが、22時を過ぎる頃から、前後がつながらない唐突な場面展開があったり、10秒を超えるブラックアウトがあったり、同じ場面を繰り返したり…と子供向けにしては前衛的な展開。わかりにくい。謎が謎を呼ぶ。俺はシャフトのアニメで慣れているから余裕だけどね。と思っていたら、いきなり路線バスの中で、劇団イヌカレー空間が現れて、魔女が…。子供向け番組じゃなかったのか、これ。脚本・虚淵玄じゃないよね。

いくら『魔法少女まどか☆マギカ』が人気だとはいっても、ここまで類似したホラー演出はありか、と思っていたら「お見苦しい場面があったことをお詫びします」のテロップ。ということで、どうやら単なる放送事故だったらしい。ネットでは「画期的な涼宮ハルヒメソッドの導入」というコメントもあった。たまたま8分間を繰り返したようだし。まさに「エンドレスエイト」。

肝心の満島ひかりの方はすごい熱演で、映画ではなくTVでこのレベルの演技が見られるとはありがたいなと。だが、それもかすんでしまうほどの放送事故だった。

日本テレビ系で30日夜に放送されたドラマ「さよならぼくたちのようちえん」で、画面が突然暗くなるトラブルがあった。
日テレ総合広報部によると、トラブルがあったのは放送開始から約1時間が過ぎた午後10時台。11秒ほどして映像は戻ったものの、復帰直後の約8分間、同じ場面が重複して放送された。欠落した場面も8分7秒あるという。
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