FLIXの増刊「FLIX GiRLS」の創刊号を買った。このGiRLSのセレクトが、表紙の川島海荷を筆頭に絶妙。というか、かなり自分的にツボ。まあ「女優たちに魅せられて」というタイトルだし、そもそも映画雑誌の増刊なので、女優中心になるのはある意味当然なんだけど。
FLIX GIRLS ( フリックス・ガールズ ) 2010年 04月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: 雑誌
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以下、各記事の写真を中心に備忘録的にインプレ。
- 川島海荷(撮影:和田 浩)
白バックでもこれだけ表現できるのかというバリエーション。黒髪と白い服の対比。背の低さを感じさせない構図。肌の質感について一部ちょっと修正効かせすぎ。
10枚中7枚が同じ表情。ありえない。撮影時間なかったのか。『PINKY』ではこうだったのか。これはないと思う。素材と衣装に頼りすぎ。女優としての内面を全く感じさせないニコパチ写真。
これまた似たような表情の羅列。と思ったら同じカメラマン。どういう仕事しているんだろう。背が高いのにそれを活かせないポーズと構図。衣装も微妙。髪型もアップは微妙。本人が頑張っているのにこれはない。
- 仲里依紗(撮影:平岩亨)
コンセプト不明。テーマがないせいか本人の表情もどこか中途半端。構図のバリエーションも少ない。ちょっと彩度を落とした色使いは独特だが印象的でもない。肌のトーンが飽和気味で立体感がなく、のっぺりとした塗り絵調。残念な出来。
- 満島ひかり(撮影:建部裕之)
基本的に笑わない表情が個性的。黒基調のモノトーンの服や、ラフなヘアメイクが本人に似合っている。手ぐしも良い。写真はヨーロッパのコスメブランドのような渋い質感。6枚目、神ショット。こういうのが1枚撮れれば、撮影は成功だと思う。
- 堀北真希(撮影:和田浩)
女優というよりもどこかアイドルっぽい雰囲気。型にはまった表情。冒険のない写真。ちょっとクリアでシャープすぎる写真。もうちょっと味わいとか風情があればいいのにと思う。
ということで、結果的には満島ひかりの神ショット1枚のために買ったようなものだった。まあFOLDER以来のファンだからいいけど。
雑誌としてはコンセプトも明確で人選も悪くないのだが、写真的にもうちょっと頑張ってほしいかな。