都内で初の新型インフル感染例

ついに東京都内で新型インフルの感染例が見つかった。報道によれば、最近米国から帰国したということで、国内での感染よりも、海外での感染を持ち込んだ可能性が疑われる。いよいよ「水際対策」は上手くいかなかったと総括できるのではないだろうか。

さて、この数日間関西で起きたことを考えると、東京で感染例が発見されたことで関東でも続々と感染が確認されるケースが増えるだろう。感染者数は遅からず1000人を超えるのではないか。そこで、政府がどのような対応方針を示すのか注目される。「感染力は強い」が「弱毒性」という前提に立てば、厳格な運用にはメリットよりもデメリットの方が大きそうだ。

マスクがオークションで高値取引されているというが、そのような「便乗商法」こそ厳格に取り締まられるべきだと思う。

新型インフル、都内初の感染例 16歳女子高校生

新型インフルエンザ対応で20日、東京都でも感染が確認された。八王子市の女子高校生(16)。最近、米ニューヨークから帰国したという。また、同日、滋賀県でも感染が確認された。大津市の男子大学生(23)で、渡航歴はないが15〜17日にかけて神戸市を訪れていた。感染確認は兵庫県、大阪府に続いて4府県目。懸念された首都でも感染が確認された。東京都感染と関西の感染の関係は不明。別ルートでの感染の可能性もある。

厚労省などによると20日夜時点の感染者は兵庫県140人、大阪府117人、など。重篤者の報告はないという。

また、厚労省は国立感染症研究所と神戸市保健所が行った感染者43人の症状分析結果を公表した。分析は「季節性インフルエンザと症状が類似しており、全例を医学的に入院させる必要はないことが示唆される」と結論づけている。

結果によると、感染者の平均年齢は17歳。男女比は男1に対して女1・3。90%以上に38度以上の高熱があり、抗ウイルス薬を投与したところ、42例は入院の必要なしと判断された。

厚労省では週内にとりまとめ予定の行動計画の改訂の中に、分析結果を反映させる。

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