iPhoneは社会現象になるか

相変わらずソフトバンクは時流に乗るのが上手い。いや、むしろ時流を作っているというべきか。本日、iPhone発売に1500人を超える行列。

米アップルの新型携帯電話「iPhone(アイフォーン)3G」が11日、日本で売り出された。国内販売を手がけるソフトバンクモバイルの店頭には、徹夜組を含め1500人以上が並んだ。昨年発売された「初代」は欧米で人気を呼び、日本でも注目されてきた。成長に陰りが見える国内携帯市場への刺激となるのか。

 iPhoneが国内で先行発売されたソフトバンクモバイル表参道店(東京都渋谷区)には3日前から購入希望者が並び始め、11日午前7時の発売前には列が約1キロ、1500人を超えた。全国一斉での発売は正午から。11日には日本を含め世界21カ国・地域で発売される。

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株価の相場を作ったライブドアは法廷で責任を問われているが、商品やサービスの相場を作っているソフトバンクはお咎めなし。ただ、総じて見れば、一時的な買い替え需要喚起とキャリアの乗り換えが起こるだけの話であって、Windows95のリリースでパソコン市場が花開いたときや、ニンテンドーDSとソニーのPSP携帯用ゲーム機の新たな需要を喚起したときのようなブームにはなりえない。

朝日新聞の記事も初稿では「起爆剤となるのか」となっていたが、少し頭を冷やしたと見えて「刺激となるのか」に変更されていた。まあ、確かに他社への刺激とはなるだろうね。でも、それだけ。