GR DIGITALがファームウェアで進化

GR DIGITAL機能拡張ファームウェアが3月24日にリリースされた。今回のファームウェアは、他メーカーによくあるような不具合の修正ではなく、機能の拡張によるもの。

要点を、メーカーのサイトから引用。

(1)撮影時に液晶を点灯させないモードを追加。外付けファインダー使用時などに便利。
(2)ADJ.ダイヤルやズームボタンにより調整した設定を、レリーズボタンの半押しで確定できる機能を追加。
(3) ダイヤルによる絞りやシャッタースピードの調整時に、回転方向が選択できる機能を追加。使い慣れた他のカメラと操作の回転方向を合わせることが可能。
(ROCOHの公式サイトより)

(1)は、液晶をオフに設定しても、撮影時に一瞬だけ点灯してしまう仕様を改善したもの。ノーファインダーのスナップ撮影に有益だ。

(2)は、「露出補正→レリーズ」の流れをスムーズにするもの。確定のための「OKボタン」を押すステップを省けるため、シャッターチャンスを逃しにくくなった。

(3)は、併用する他社のデジタル一眼レフと逆の方向だった絞りダイヤルの方向を、同じに設定することができるもの。私のようなキヤノンのEOSとの併用者には画期的だと思う。

ということで、今回の改善は、いずれも的を射たものだと思う。これを既に購入した全ユーザーに提供するRICOHというのは、良心的なメーカーだと評価していいのではないか。