出会いと別れ

Amazon.co.jpで注文していたRICOH GR DIGITALが届いた。GR DIGITALの操作は従来のRICOHのデジカメとほぼ共通で、特に取扱説明書も読まずに使うことができた。

いままでサブ機として使ってきたRICOH Caplio RXは、28mm相当からの広角寄りのズームレンズ、起動時間0.9秒・シャッターラグ0.12秒という立ち上がりの早さ、1cmまで接近できるマクロ機能、そして単3乾電池を利用できる便利さ、それでいて165gと軽量と、数多くの長所を備えていて、単に「サブ機」という以上の活躍をしてくれた。今となっては平凡なスペックに見える300万画素のモデルだが、実際に六切りに伸ばしても十分に鑑賞に堪える性能を持っている。スペックでの派手さはないが、カメラ史に名を残す銘機と呼べるだろう。

今回サブ機のポジションをGR DIGITALを譲ることになったRXは、親友が引き取ってくれることになった。添付は、今年の正月三が日に深大寺で撮影したもの。たぶんこれが私がRXで写す最後のショット。これさえあればメインの一眼レフなんかいらない、と思えるくらいに美しい。

ありがとうRX。さようならRX。




(PHOTO : シャープ, CAMERA :RICOH Caplio RX)