2005年の流行語大賞を予想する

毎年12月1日に大賞とトップテンが発表になるのだが、候補自体は既に決まっている。

そもそも「ツンデレ」が候補になっていない時点で全くセンスを感じさせないが、それにしてもオタク文化(赤字で表記)がここまで注目された年もなかったと思う。

以下、トップテンを予想。

10位「iPod…手を替え品を替え新製品をリリースし、他社の携帯音楽プレーヤーを駆逐した。今年の製品の中では、iPod nanoは衝撃的だった。

9位「電車男…元ネタ自体は去年のものだが、単行本に映画にTVドラマにコミックに、2次コンテンツがここまでヒットするとは驚き。TVドラマでエルメスを演じた伊東美咲は、イメージを向上させたと思う。

8位「女性専用車両」エルメスが女性専用車両に乗っていたら、酔っ払いに絡まれることもなかっただろうし、電車男との出会いもなかっただろう。と思うと、少しだけ感慨深い。

7位「ヒルズ族…ヤフーも楽天もライブドアも、ゴールドマンサックス証券もここ。勢いのある新興勢力というイメージに加えて、にわかにお金持ちになったというネガティブなイメージもこめられているような気がする。

6位「メイドカフェ」…秋葉原の象徴のように言われるが、今年は地方都市にもかなり波及したようだ。一部報道では「メードカフェ」と表記していて、とても萎える。

5位「小泉劇場…この賞は、政治関係の言葉をよく取り上げる気がする。そして、取り上げられた政治家は、その翌年には勢いをなくしている気がする。

4位「ブログ」…「一億総ブログ時代」というほどは普及していないけれど、インターネットを通じた情報発信や交流を行うツールとしてすっかり根付いた。

3位「萌え」…これほどきちんとした定義のない言葉が、一般に広まるというのも凄いと思う。株式市場でも「萌え銘柄」として、まんだらけやブロッコリーが注目された。

2位「愛・地球博…最初の頃は来場者が少ないことを茶化していたマスコミも、最後には閉幕を惜しむような報道姿勢に転じた。モリゾーとキッコロのアニメを池袋のAMLUXでも流し続けたトヨタの勝利。

1位(大賞)「クール・ビズ…官庁発のフレーズ。繰り返されると違和感がなくなるといういい見本。それにしても、もう一つの「ノーネクタイ、ノー上着」が普及しなくてよかった。