新型コロナウィルスの流行で観光客が激減している。ここ浅草も例外ではない。
木金土日と4日間の公演が予定されていたが、都知事の要請を受けて、土日分の公演は中止となり、二日目の今日が「ローファーズハイ!! お披露目会 2020&卒業式」の千穐楽となった。
今日は、ファッション大好きなα星の駒木根心捺が自らの私服でメンバーをプロデュースしたファッションショーで公演がスタート。
それぞれのメンバーの個性に合わせつつ、意外性による演出をも狙ったプロデュースが素晴らしい。
今日も年度別のタップの発表とカエリのカイの有志メンバーによる歌とダンスの発表がメイン。
中でも、卒業メンバーの松田真凜をセンターに据えたヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」が秀逸。
メッセージ性の強いこの曲を、ボーカルとダンスで表現するというスタイルに独自性を感じた。
歌って踊れる松田真凜の凄さを昨日に続いてまざまざと思い知らされた。
彼女がソロで披露したBLACKPINKのメドレーも全く別の方向の表現力で、才能がほとばしっていた。
終盤は、その松田真凜の卒業式。
自らが用意した挨拶を読み上げ、時にアドリブを入れながら他のメンバーとの関係性を浮かび上がらせる。
一ヶ月くらいしか接点がなかったという2020年度生も号泣。
お返しにメンバーたちが歌ったプレゼントソングが良すぎて、見ているこちらも涙が止まらない。
1月下旬以降、ライブハウスに行っていないので、こういう公演を生で見るのは二ヶ月ぶり以上だったけれども、感動してしまった。
2020年度、いつどこでローファーズハイ!!の公演が見られるのか今はまだわからない。
こんな時期だから具体的な予定は立てにくいという事情もあるだろう。
だが、こんな時期だからこそ、人々は明るさも求めているわけで、今年もローファーズハイ!!の舞台がそんな<灯火>になればいいなと思う。