夏は箱娘。
「枕草子」にそう書いてあってもおかしくないくらい、ハコムスには夏が似合う。
ということで、月一定期公演を観にAKIBAカルチャーズ劇場へ。
この日は、沖縄で撮影されたオープニング動画でライブスタート。
冒頭の「渚でロ・マ・ン・ス」は8名のフルメンバーでのパフォーマンス。
寺島和花・戸羽望実がステージから一部ステージから退出しつつ多くの曲は6名での披露。
ハコムスのオリジナルの夏曲、カバーでの夏曲を連発。
5期の依田彩花、山本花奈の歌割りや見せ場も増え、4月の初披露の時から比べて成長著しいと思わされる。
企画コーナー「ハコムス夏ソング紹介」では、一人ずつ「絵」を描いてハコムス楽曲を紹介。
ここでも、5期の二人が絵を描く才能があることが明らかになる。
こういう才能は、「表現する」という点において歌にもダンスにも演技にもMCにもつながるので、これからのハコムスを観る楽しみがまた増えた。
後半は、2019年の夏のオリジナル曲「ニライカナイを目指して」を8人で初披露。
亜熱帯の熱さを盛り込んだようなドラマティックな楽曲。
シンガロンや、腕をあげる振りコピもあって、まさに夏フェスの会場で映えそうな感じ。
元DA PUMPのKENさんによる振り付けもキレッキレで、今までのハコムスの殻を破るような曲。
@JAM EXPO2019でも歌うそうなので、盛り上がるといいなと思う。
終盤の「夏休みは終わらない」「水平線でつかまえて」「海へ行こう」の流れは、今のハコムスの鉄板。
去年・今年の2回の合宿を経て、ハコムスは本当に「強く」なったと思う。
新リーダーの吉田万葉は、ダンス・歌唱の「柱」としてエースに育ったし、新サブリーダーの井上姫月も、MCでなくてはならない存在感を示すようになった。
4期では、寺島和花と戸羽望実はこの夏は熱中症発症したこともあって「大事を取っている」が、ステージに立った時の華やかさが引き立つようになった。
そして4期の塩野虹。
以前からトリックスター的な「目が離せない」ところが魅力だったのだが、「あざとさ」を逆にアピールし、「スマイル戦士」を名乗る今年の夏からは、アイドルど真ん中のオーラを出しているように感じられる。「次世代のエース感」というか。
5期の二人の成長も著しく、「これなら安心して我妻桃実も卒業できる」と思わされる公演だった。
終演後は、全員握手と15秒撮影へ。
戸羽望実ちゃん。
この夏はほとんど撮る機会がなかったので、今日の新衣装をようやく撮れた。
「南の島でみた真夏の夜の夢」のように。
ハコムスの5年間の歴史は常に「波乱万丈」という感じだったと思うけれど、2019年の夏の大きな波も乗り越えて、ますますたくましさを増しているなと感じずにはいられなかった。
これがハコムスなんだよね。
(セットリスト)
1 渚でロ・マ・ン・ス
MC
2 夏色キッス☆
3 レモネード・キッス
MC
4 夏に急かされて
5 アンバランスなサマー
6 VIVA! トロピカル・サマーウォーズ
企画「ハコムス夏ソング紹介」
7 あの夏のリグレット
8 真夏の恋のファンファーレ
9 ニライカナイを目指して(初披露)
MC
10 夏休みは終わらない
11 水平線でつかまえて
12 海へ行こう
MC
13 Let‘s Party Time!