Nikon Z6で発生した”日中シンクロ時のホワイトアウト”の不具合がファームアップで解消

Nikon Z6を購入して2週間。

突然不具合が起きた。

外付けフラッシュで日中シンクロ撮影中に、突然ファインダーが真っ白にホワイトアウトした。

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(実際のJPEG画像、Model:ハコイリ♡ムスメ・戸羽望実

こんな現象は初めてだった。

とっさに撮影を中断し、設定を絞り優先オートからマニュアルに替えて撮影を継続。

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(実際のJPEG画像、Model:ハコイリ♡ムスメ・戸羽望実

頭の中がパニックになりそうなところを、自分で自分を落ち着かせながら撮影を終えた(その間、待ってくれたモデルさんと制限時間の時計を止めてくれた運営さんに感謝)。

この現象についてGoogleで検索したところ、カカクコムのZ7のレビューで類似の症状を見つけた。

review.kakaku.com

「ワイアレスストロボを使った日中シンクロでのホワイトアウト露出オーバー」。

メーカー側での対応を待っていたところ、今日、ニコンZ初のファームアップがリリースされ、そこで不具合の解消が謳われた。

電波制御アドバンストワイヤレスライティング使用時に、[AFエリアモード]を[オートエリアAF]に設定した場合、カメラが人物の顔を認識すると、露出オーバーになってしまう現象を修正しました。

なかなか早い対応だと思う。

今回のファームアップでは、以下の対応がなされた。

• [セットアップメニュー]>[HDMI]>[詳細設定]にて、[N-Log設定]を[する]に設定した場合、下記の条件において、動画撮影時の[制御上限感度]が機能するようにしました。

  • 撮影モードP(プログラムオート)/ S(シャッター優先オート)/ A(絞り優先オート)の場合
  • 撮影モードが M(マニュアル)で、[動画撮影メニュー]>[ISO感度設定]にて、[Mモード時の感度自動制御]を[する]にした場合

• マウントアダプター FTZ を介して非CPUレンズをカメラに装着し、[セットアップメニュー]>[レンズ情報手動設定]にて、焦点距離を設定して撮影すると、他社製のソフトウェアで表示される Exif情報の「レンズの35mm 換算の焦点距離情報」が正しい値になっていない現象を修正しました。

• 電波制御アドバンストワイヤレスライティング使用時に、[AFエリアモード]を[オートエリアAF]に設定した場合、カメラが人物の顔を認識すると、露出オーバーになってしまう現象を修正しました。

• 静止画モードにて、スピードライトを装着した状態で、撮影モードを P(プログラムオート)に設定し、絞り値が f/32 になるような条件で撮影すると、絞り値の情報が正しい値になっていないことがある現象を修正しました。

• 電波制御アドバンストワイヤレスライティング使用時に下記の条件で撮影すると、シャッター速度が 1/100s 以上の場合にスピードライトが同調しない現象を修正しました。

  • [静止画撮影メニュー]>[フリッカー低減撮影]を[する]
  • [カスタムメニュー]> d5[電子先幕シャッター]を[有効]

僕の場合、ポートレート写真が中心で、ワイヤレスライティングを多用するので、この辺で不具合が起きるのはなんとしても避けたいところ。

今後、また何か不具合が見つかるかもしれないが、ニコンが迅速に手を打っていくことに期待する。