おととい阿部かれんが卒業したハコイリ♡ムスメ。
阿部が抜けた穴は決して小さくはないが、この時期はさらに受験・進学を控えたメンバーが休業するのが常。
今年は7人のうちJK3一人(我妻桃実)、JC3二人(吉田万葉、寺島和花)が対象学年になるが、中三組の吉田万葉と寺島和花がこの10月より活動を縮小。
岩手在住の戸羽望実の平日稼働が難しいこともあり、実質的には我妻・星・井上・塩野の4人のメンバーがコアとなって平日の活動を行うことになる。
そんな中、今日から始まった平日定期「Queen of "Hardcore”Championship」。
さすがに「4人のハコムス」は厳しいとあってか、平日定期は回によって、吉田・寺島・戸羽も日替わりで参加し、毎回5人の公演になると発表された。
初回の今日は祝日ということで戸羽望実を含む5人での公演になった。
12月25日に初のオリジナルアルバムを出すとあって、ハコムスのオリジナル曲を毎回取り上げて、ハードコアかわいいメンバーを投票で決めるという企画。
今日のテーマは「レモネード・キッス」。
それぞれのメンバーが楽曲にふさわしいと考えて来たコーディネートで登場。
まずはこの衣装が採点ポイント。
「いじわるねDarlin‘」、「Winterスプリング、Summer」を披露した後、自己紹介に続いて、「レモネード・キッス」の歌詞をメンバーが解説。
まるで国語の授業みたいで楽しい。
「レモネード・キッス」の後は、ハコムスの得意な「お芝居対決」。
楽曲のシチュエーションにあったセリフを一人芝居で披露するというもの。
僕は劇団ハコムスも大好きなので、こういう一人芝居を見るのは本当に楽しい。
そして、ハコムスのメンバーのお芝居も真剣で、じっくり鑑賞しがいがある。
「好きです、付き合ってください」とまっすぐな瞳で訴えた戸羽望実。
隣に相手がいるという想定で親しみやすさを演出した塩野虹。
歌詞を要領よく引用して「抱きしめて?」と大胆に迫った井上姫月。
練りに練った世界観を作り上げ、二重にも取れる意味深な台詞を繰り出して「私の気持ちを当てるゲーム」に誘う星里奈。
演技とは思えない自然な空気を醸しながら、相手の懐に入り込んでいく我妻桃実。
あくまでフィクションなんだけれども、見ているとどれもメンバーの個性そのものがにじみ出ているように思えた。
このセリフも採点ポイント。
5人のハコムスで「アンブレラ・エンジェル」を披露。フロントは、我妻桃実をセンターに、塩野虹と井上姫月が両枠を囲むフォーメーション。井上はこの曲で初のフロント。
次の「避暑地の森の天使たち」は、我妻・星・塩野の3人でのユニット。
5人で「泣かないでエンジェル」を歌ったところで、観客が総合評価で「Queen of "Hardcore”Championship」を選び、投票する。
集計する間に、我妻・井上コンビの「星座占いで瞳を閉じて」、戸羽をセンターにした「はんぶん不思議」(サビの「あなたいじわる」のパートも、阿部による後継者指名で戸羽に引き継がれた)。
そして、いよいよ結果発表。
今日のクイーンは、「優勝:星里奈(31p)」。
衣装もかわいかったけれども、台詞というか演技が評価されたのかなという感じ。
この先12月25日まで続けられるハコイリ♡ムスメの平日定期。
出演メンバー数が少ないというハンデを打ち返そうとする意欲のある公演だし、メンバーの個性のさらによく知ることができる企画だと思う。
(セットリスト)
1 いじわるねDarlin‘
2 Winterスプリング、Summerフォール
自己紹介
レモネード・キッス解説
3 レモネード・キッス
お芝居対決
4 アンブレラ・エンジェル
5 避暑地の森の天使たち(我妻・星・塩野)
6 泣かないでエンジェル
MC
7 星座占いで瞳を閉じて(我妻・井上)
8 はんぶん不思議
(*我妻・星・井上・塩野・戸羽)