ハコイリ♡ムスメ 平日定期公演〜Respect for チェキッ娘〜@ AKIBAカルチャーズ劇場

チェキッ娘が活動していた頃、僕はSPEEDに夢中だった。

そのせいもあって、チェキッ娘は存在は知っていたものの、リアルタイムで知っていた曲は一つもない。

で、およそ15年の時を経てハコムスのカバーで知ることになる。

2014年、ハコイリ♡ムスメがカバーする「海へ行こう」のパフォーマンスを観て、僕は一気に撃ち抜かれた。

自分の知っていたおニャン子クラブやCoCoでは射抜かれなかったのに、「海へ行こう」には何かがあったんだよね。

振り付けとか、間奏の寸劇とか、その辺のキラキラもそうだけど、歌詞とメロディーに圧倒された想い出があって、これでハコムスに引き込まれたと言っても過言ではない・・・


ということで、Respect for チェキッ娘


まずは、「河村隆一節」とも言える息の長いサビとロマンティックな歌詞が特徴的な「抱きしめて」でライブが始まる。

今日の衣装は、全員が同じ形で柄違いのワンピース。

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入場特典もこの「抱きしめて」のカバーのCD。

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「じっくり聴かせる」感じのミディアムバラードで、いまのハコムスの表現力が活きる選曲。

自己紹介に続いて、ハコムス得意のモータウンビート「最初のキモチ」、そしてあのローリーによるロックンロールの「ドタバタギャグの日曜日」。この2曲は楽しい系っていうくくり。

恒例の「5分で分かるチェキッ娘の歴史」のコーナーでは、短い期間に矢継ぎ早にCDリリースした歴史が紹介された。

が、それより面白かったのは、プレミアムワンマンでチェキッ娘の元メンバーと共演した時のエピソード。

控え室代わりのカラオケボックスの一室で、お酒の飲んだり、おつまみを持ち込んだりして盛り上がっていたということで、「元コギャル」のパワーにハコイリ♡ムスメたちはたじたじという感じだった。

企画コーナーが終わると、今度はじっくりと聴かせる中盤へ。

「大好きな恋」に続いて、二人組のユニット曲「あたしの靴あなたの靴」を星里奈・吉田万葉で。

この二人による「靴靴」カバーは、2017年2月のハコムスペナントレースでのCheriとしての披露以来のはず(阿部かれん欠席)。

当時からまた表現力を増した二人によるパフォーマンスは、この日のライブのハイライトになった。

続く卒業ソング「はじまり」では、9月30日に卒業予定の阿部かれんが落ちサビを歌い上げる。

この歌割り・演出は予想できたことではあるけれども、いざ聴いてみると想像を超えてエモーショナル。

涙が出てきそうだった。

(本人は歌い終わったあとのMCで「じゃあ、さよなら」とか茶化していたけれども)


初披露曲は「ピンクのチェリー」。

これは歌詞がイミシンだったり、セリフで「もぎたてのプルプルよっ!」っていうのがあったりと、今までのハコイリ♡ムスメが踏み込まなかったエリアの曲。

でも、2018年は「攻めのハコムス」ということで、挑戦したそう。

攻めのハコムス、最高。

星里奈のセリフは、とっても健康的な感じに聞こえて、ある意味で品があるという感じだった。

これからも、ハコムス、どんどん攻めて欲しい。。。

そこからノンストップで「海へ行こう」。

普通なら初披露曲の後は「みなさんどうでしたか?」→「(拍手)」みたいな流れになるのだけれど、ここでノンストップにしたことで勢いが出た。

今のハコムスが歌う「海へ行こう」は、無敵感しかないというか、完全無欠のアイドルソングのように思える。

そして、最後は、今やハコムスのキラーチューンとも言える「なかよし」。

「海へ行こう」と「なかよし」という名曲を知らずにいたら、人生損していたかもしれない。

そんな名曲のコンボでライブが締めくくられた。


チェキッ娘のことをほとんど知らない僕でも、チェキッ娘が振り幅の広い名曲揃いのグループだったということが分かる、そして、そんなそんな振り幅の広さをものともせずにカバーできるハコムスの懐の深さが分かる、そんな公演だった。

来月は、9月4日がRespect for 斉藤由貴、9月18日がRespect for Qlair

これはリアルタイムで聴いていて思い入れのあるアイドル(アーティスト)なので楽しみ。

斉藤由貴公演の方の特典CDには、鉄戸美桜ソロによる幻の音源「AXIA〜かなしいことり〜」も収録されるということで、これも楽しみ。


このことが発表されると会場から今日イチの歓声が上がって、みおてつど人気の根強さを改めて見る思いがした。

その一方で、MCでは現役メンバーから「でも、みおちゃん、CDに入れるならお金ちょうだいとか言いそう」「あー」などと言われて、守銭奴キャラも健在だと笑ってしまった。


終演後は、15秒撮影へ。


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吉田万葉ちゃん。

「靴靴」のイメージで。「ねえ、消えてよ」的な切なさ。


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阿部かれんちゃん。

僕は彼女の美しさをあと何回撮れるだろう。。


(セットリスト)

1 抱きしめて
MC
2 最初のキモチ
3 ドタバタギャグの日曜日
「5分で分かるチェキッ娘の歴史」
4 大好きな恋
5 あたしの靴あなたの靴(星・吉田)
6 はじまり(落ちサビ:阿部)
MC
7 ピンクのチェリー(初披露)
8 海へ行こう
MC
9 なかよし