九州女子翼 定期公演第八片 in TOKYO @ AKIBAカルチャーズ劇場

TIF2018で話題になった九州女子翼。

彼女たちが地元九州と東京で行っている定期公演の第八片がAKIBAカルチャーズ劇場で開催された。

今までは、「九州→東京」という順番だったが、今回はスケジュールの関係で初めて東京が初披露。

貴重なライブである。

第一幕

「企画モノ」の第一幕、今回は「大喜利」。

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おなじみの「笑●」のテーマに乗せて開幕し、個性をアピールするユーモラスな自己紹介の後、天の声の司会で大喜利が始まる。

お題は「TIF」にちなんださしすせそ作文や、猫になり切っての問答など。

正解すると座布団ならぬじゃがりこがもらえるというルール。

最終的には、鈴川瑠菜がじゃがりこ7つで勝利。

頭の回転の速いだけでなく、笑いを取るセンスも感じた。


アイドルグループのこういうバラエティー企画って楽しいから好き。

第二幕


「カバー曲」の第二幕。

これから九州公演なのであまりネタバレしない方がいいのかもしれないけれども、幅広い選曲で楽しめた。

印象に残ったのは、実玖の「赤いフリージア」。ペアを組んで男性役を演じた新谷香苗の表現力にも驚かされた。

あとは、鈴川瑠菜の「センチメンタル・ジャーニー」。プロポーションの良い現代っ子が「るなはまだ17だから」と昭和アイドルソングのフレーズを繰り出すギャップに射抜かれた。

定期公演限定の「ぎゅっと手を繋いで」を全員で歌う場面も、多幸感があふれていた。


第三幕

第一幕が「面白い女子翼」、第二幕が「かわいい女子翼」だとすると、第三幕は「かっこいい女子翼」。


暗転したステージに四つ打ちのOvertureが流れて、クラップに包まれながらメンバーが一人ずつ入場してコールが入るところは、本当にエモーショナル(ちょっとTPDを思わせると言えば伝わるかな…)。


これも九州公演がこれからなのでネタバレを回避するけれども、最初から最後までテンションが落ちないというか、むしろどんどん上がっていくんじゃないか、空に飛んでいくんじゃないかっていうくらいの熱いライブ。


途中のMCではTIF・東京遠征を振り返り、「声が潰れてしまった」「もっと爪痕を残せたんじゃないかと悔しい」などと涙ぐむメンバーも。

実玖が「九州女子翼が結成してまだ一年もたたないのに、TIFという舞台に立てたのは、本当にたくさんの方の応援があったから。多くの方の応援に感謝したい。これからも上を目指して行くし、来月に東京に来る時には一回り成長した姿を見せると約束する。これからも応援お願いします」と挨拶すると、会場から大きな拍手が起きる。

そこからの「絶対零度」「fair wind」が熱くて、楽しくて、もう本当に立ち上がって踊りたくなるくらい。

ファンからの熱烈なアンコールにも応えてくれて、女子翼の定期公演第八片 in 東京は大盛況のうちに幕を下ろした。

3日間続いたTIFの翌日の平日夜ということで、そんなに集客が容易な状況ではなかったけれども、着実に観客は増えている。


特に、ここまで熱くてひたむきなライブをするアイドルはそれほどは多くないし、筑田楽曲のファンク・ディスコなバイブスに身を委ねてひたすら気分良くなれる現場も、いまは希少だと思う。

そんな感じで、アンテナの高いドルヲタが確実にじわじわと集まっているように思えた。

今日でまだ定期公演3回目の僕が言うのもおこがましいけれども、「定期公演を見ずに九州女子翼を語るなかれ」と思う。それくらい凄い。

来月の東京遠征の時には、さらに成長した姿を見せてくれることを期待している。