昭和アイドルアーカイブスは、さんみゅ~・ハコイリ♡ムスメ・橘はるかの3組によるオリジナルレコード(LP)をクラウドファンディングにて企画。
収録曲は以下の10曲を予定。
・風立ちぬ/松田聖子(さんみゅ~:野田真実)
・Love Fair/岡田有希子(さんみゅ~:新原聖生、西園みすず)
・ロコモーションドリーム/田村英里子(さんみゅ~:木下綾菜、小林弥生)
・花のイマージュ/岡田有希子(さんみゅ~)
・哀愁のカルナバル/河合その子(ハコイリ♡ムスメ)
・陽春のパッセージ/田中陽子(ハコイリ♡ムスメ)
・水平線でつかまえて/三浦理恵子(ハコイリ♡ムスメ)
・スローモーション/中森明菜(橘はるか)
・砂の城/斉藤由貴(橘はるか)
・太陽の行方/ribbon(星里奈、野田真実、橘はるか)
クラウドファンディングの資金は、レコード制作費・録音制作費・ジャケット撮影費・完成イベント実施費などにあてられるとし、1000円から18000円まで金額によって6段階のリターンが設定された。
目標金額は150万円だったが、開始早々にクリアして最終的には254万円(約170%)の支援金額を集め、「ジャケット撮影用のスタジオの確保や余裕を持ったレコーディングスケジュールなど、多くの点で制作クオリティーをアップさせることができそう」と追加で発表されている。
僕は、18000円のハコムスのフルセットコースに出資。20名限定だが、ほぼ瞬殺だった。
このコースのリターンは以下の通り。
- オリジナルレコード(LP盤)
- CD音源
- ハコイリ♡ムスメメンバーのアザージャケット(集合カット(3種類)とメンバー個別(各1種類)の全11種)
- ハコイリ♡ムスメメンバー全員のサイン&チェキ
- ポストカード感謝状(3種類)
- メッセージ入りカセットテープ(30分)
- クレジット表記
- 完成イベント参加権(トークとレコード試聴会の90分のイベント
- 撮影見学会参加権(30分)
今日はこのリターンの一つ「撮影見学会(30分)」が開催されたので、参加してきた。
場所は、都内の某フォトスタジオ。
20時〜20時30分で希望を伝えていたので少し早めに現地に行くと、20名の出資者の半数近くがこの時間帯に集まっていた。
スタジオに入ると撮影は、ソロで戸羽望実ちゃんの撮影が進行中。カメラマンはワタナベタイシさん( https://twitter.com/stripsoul )だった。
撮影は、ニコンの一眼レフ+単焦点+フラッシュにMacを繋ぐ「テザー撮影」で行われていて、撮った画像がすぐに大きなモニターに映し出されて、その場でプロデューサーやマネージャーが確認できる。
こういうプロの仕事現場を見るのは本当に参考になる。
開始時間になるとハコイリ♡ムスメが全員揃って、見学者に挨拶。
そして、全員でのカットを撮る準備に入る。
スタジオでのライティングは、基本的に前方の左右からの二灯のアンブレラで、左側は直径180cmという大型のもの。
光を柔らかく広げて全員をできるだけ均質に照らすということでこうなるのか・・・とまたしても勉強。
8人の配置は、床に座るメンバー、椅子に座るメンバー、脚立に立つメンバー、そのまま立つメンバーの組み合わせ。
立ち位置は細かく調整され、手に持つ小道具や、帽子の被り方、姿勢などにも鈴木プロデューサーからメンバーへの指示が飛ぶ。
一方で、カメラマンのワタナベさんは、カメラの高さや位置を調整しながら、最終的にはウェストレベルに三脚を設置することに落ち着いた感じ。
ポジションが固まると、そこからは細かい変化をつけながら、さまざまなバリエーションを組み合わせて撮っていく。
スタジオに響くシャッター音、そして、なぜか流れる2000年代のハロプロ曲メドレー。
ハコムスによらず、複数メンバーの同時撮りの場合、全員が「いい表情」をしているカットを選ぶために、たくさんのカットを収めることになるわけで、長時間の撮影にもかかわらず、集中力が切れないようにするのは撮られる側としても本当に大変だと思う。
そんな撮影がひとしきり続き、時計を見ると見学の残り時間はあと10分くらい。
ここで見学者による撮影タイムへ。
自分のカメラFUJIFILM X-T2 + XF16-55mm F2.8にオフカメラフラッシュとしてNissin Di700Aを使って撮影。
JPEG撮って出し。
PCに取り込んで、RAW現像して勝手に文字を加えてLPジャケット風に仕立ててみた。
ハコムスには珍しくパステルカラーでポップな感じ。
3期生の吉田万葉ちゃんと井上姫月ちゃんが同じポージングをしているのと、いま定期公演でペアを組んでいる阿部かれんちゃんと戸羽望実ちゃんが表情的にシンクロしているように見えるのがツボ。両方とも偶然だろうけど。
それにしても、吉田万葉ちゃんのセーラーズが大正義だな。
ということで、個人的にはクラウドファンディングのリターンの一つのイベントとしては満足度が高かった。
趣味性の高い音楽では、こういうクラウドファンディングが増えて行くかもしれない。
この先も楽しみ。