カメラはただの道具〜2017年末のカメラシステム(備忘録)

「写真」は大好きだけど、「カメラ」自体にはそこまで興味がない。

「どんな写真を撮りたいのか」という目的が不明なままに、ただの道具に過ぎない機材を語っても仕方ないというか(マウンティングしたい人は知らんけど)。

ただ、日進月歩のデジタルカメラシーンで、その時々に選択している機材を記録しておくことは、自分の中ではとても意味があると思うので、今年も総括的に記しておこうと思う。

メインカメラ

FUJIFILM X-T2

とても気に入っているカメラ。人物を美しく撮るのにはフジがベストだと思う。
防塵防滴の堅牢性、ダイヤルの多い操作性も文句なし。
瞳AFに関してはソニーに惹かれるが、ファームアップで追いかけてくれれば、浮気はしないで済みそう。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B


レンズ(標準ズーム)

XF16-55mm F2.8R LM WR

Xマウントは、キットズームのXF18-55mm F2.8-4もとても優秀。
しかしながら、広角端16mm(換算24mm)、F2.8通しという使い勝手、描写のキレ、防塵防滴という点でここに行き着いた。
逆光でのフレアの出方では単焦点との差を実感するが、時間や空間に制約のある場面では利便性が上回る。

FUJIFILM 標準ズームレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR

FUJIFILM 標準ズームレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR

レンズ(望遠ズーム)

XF50-140mm F2.8R LM OIS WR

アイドルのライブを撮るときに多用。
換算210mmは「短い」と感じることもあるが、これより長くて暗いレンズにしたり、テレコンを使ったりするくらいなら、トリミングすればいいと思っている。
防塵防滴だから悪天候でも安心して使えるタフな機材。

レンズ(広角・単焦点

XF23mm F1.4 R

換算35mmの明るい単焦点は、全身を入れたポートレート用。
ただ、16-55mm F2.8を買ってから出番が激減しているのも事実で、これは今年あたり他のレンズと入れ替えるかもしれない。
入れ替えの最有力候補はXF35mm F1.4 Rだが、焦点距離的にはやはり標準ズームと重なるのでそこまでのモチベーションはない。

レンズ(中望遠・単焦点

XF56mm F1.2R

Xマウントでいちばん好きなレンズ。ポートレートを撮るときに自分のイメージしたカットが撮れる。
APD付きのものとも自分で撮り比べて徹底的に比較したが、結果的にノーマルの方を選んで今でも後悔はない。
広角でもこういう描写のレンズが出て欲しいところ。

FUJIFILM 単焦点中望遠レンズ XF56mmF1.2 R

FUJIFILM 単焦点中望遠レンズ XF56mmF1.2 R

縦グリップ(ブースター)

縦位置で撮影することが多いので、縦グリップは自分的には必須のアイテム。
X-T2の場合は、バッテリー2個を入れて「ブースターモード」にして高性能化することができるという代物。
そのままACにつなげればバッテリーの充電もできるということで、値段は高いが手に入れただけの意味があるオプション。

フラッシュ

Nissin Di700A + Air1

写真を変えるのは、ボディよりもレンズ、レンズよりもフラッシュ。
フラッシュはボディから離せるタイプの方が、「光を操る」という感じで写真を撮れる。
メーカー純正のフラッシュは値段が高く、価格で妥協すると光量や機能で劣ることになるが、Nissinならそこで妥協せずに理想的なフラッシュシステムを構築できる。
ワイヤレスのAir1の信頼性は万全とまでは言えないこともあるが、許せる範囲。




こんな感じ。


最近は、ボディでは「一眼レフからミラーレスへ」、レンズでは「メーカー純正からサードパーティーへ」という流れが加速している。

一昔前なら「キヤノンのフルサイズにLレンズつけとけば最強」みたいなのがあったけど(僕にもそういう時代があった)、今はソニーのαとか、シグマのArtとか、どんどんいいものが出てきているからね。

また、iPhoneなんかのスマホのカメラ性能は上がる一方で、コンデジはもう絶滅寸前といってもいい。旅行のカメラなんかはもうスマホの方がいいかも。携帯性とかSNSへの連携なんかも含めて。

ただ、自分の撮りたい写真を追求したときに、スマホでは満足できない局面が多いのも事実。

だから、カメラが必要なのは変わらない。

そんな中、今年、道具を入れ替えるかどうかはわからない、っていうか、まあそこまで入れ替える予感はないけれど、自分の撮りたい写真を貪欲に撮っていきたいと思う。