秋冬の訪れを告げるハコイリ♡ムスメの定期便10月号。
新衣装、新カバー曲のセットリスト、そして新オリジナル曲。
今回のハコムスの新衣装はクラシックロリータで、「19世紀のヨーロッパ」をイメージしているそう。
その衣装で、ファンタジーな世界を見せるのがこの秋冬のハコムス。
フィルムで撮ったようなノスタルジィな雰囲気満点のOP映像に続いて、OPSE的なイントロからの「アドベンチャー・ドリーム」(アイドル夢工場)。
自己紹介の後は「恋のチャプターA toZ」(河合その子)、「犯人はあなたです」(フリフリアイドリング!!!)。
去年までのハコムスの秋冬ソングは、失恋系が多かった。
今年は、現在活動しているJC・JSメンバーに合わせ、失恋要素を抑えめにして、冒険、夢、童話的な要素を増やしている。
企画コーナーは、「ハコムス創作おとぎ話」。
各メンバーの作った「おとぎ話」と「絵」を、そのメンバーの朗読で紹介。
コミカルな要素を入れたり、正攻法だったり、壮大な物語を想像させたり…それぞれのメンバーの個性が出る内容だった。
最後に発表した我妻桃実ちゃんの話は、塩野虹ちゃんの誕生日を祝うものになり、メンバーとファンで塩野虹ちゃんの13歳の誕生日をお祝い。
この先一年間の抱負は、歌を中心にパフォーマンスのレベルを上げたいそう。
そして、ユニット曲。
吉田万葉・井上姫月のコンビは、「割ってしまった卵」(おニャン子クラブ)。
これは去年の3期生お披露目の際の候補になっていたそう。
結果的に「猫舌ごころも恋のうち」になったけれど、「割ってしまった卵」のコミカルな掛け合いは、今の「吉田と井上」にぴったり。
続いて、4期生トリオの寺島和花・塩野虹・戸羽望実で「かわいい あたし」(斉藤由貴)。
遊び心溢れる歌詞と、ゆったりとしたリズムが特徴的。
切磋琢磨しながらものびのびと育っている今の4期生の雰囲気に似合う選曲。
ユニット曲の最後は、我妻桃実と星里奈による「ちいさなBreakin' my heart」(渡辺満里奈)。
渡辺満里奈が当時よく聴いていて好きだったということで、大江千里が作詞作曲を手がけた失恋バラード。
「ザ・EPICソニー」という感じのちょっと背伸びした世界観を、我妻・星の「お姉さん組」がしっとりと歌い上げた。
ハコムスと同期のアイドルネッサンスも大江千里楽曲を数曲カバーしているので、11月にフェスで共演する機会にはぜひ「大江千里」つながりで、<物語>を作って欲しいと期待。
そして、いよいよ、秋冬のハコムスのオリジナル曲「星降る夜の招待状(インビテーション)」。
言葉を重ねるよりも、動画を再生する方が早いけれども、オルガン、ストリングス、アコーディオン、グロッケンなどを用いてヨーロッパ期限の民族音楽由来の雰囲気を感じさせつつ、全体としては夢のような世界を感じさせる楽曲。
今日のセトリの最後の曲はCoCoの「無言のファルセット」。
エレピとアコギのイントロで始まるバラード。
少しずつ音が重なるバックの上に、ゆったりとしたボーカルが乗っていく。
サビで壮大な世界が広がっていく。
2コーラス目のAメロでは、ボーカルで主旋律と副旋律の掛け合いもあって、夢の中に引き込まれるよう。
まさにハコムスの「ショー」の幕を閉じるにふさわしいスケール。
ダンスも綺麗なので、これはまた見たい。
最後にもう一度「星降る夜の招待状」を披露。
来週のバスツアーをもって、星里奈が一時活動休止になるため、今のメンバーでのパフォーマンスを目に焼き付けた。
ということで、ハコムスの秋冬の定期公演は、「アイドルのライブ」というよりも「テーマパークのショー」のような幻想的な世界を見せてくれた。
「癒しと安らぎとトキメキ」を与えるのがハコムスのコンセプトだけれども、今のメンバーの与えてくれる癒しは、良質なファンタジー小説を読んでいる時の感覚に近い。
現実から離れて、時間の経つのも忘れて、いつまでもここにいたくなる。
この秋冬のハコムスがどんな世界を見せてくれるのか、この先の活動にも期待したい。
終演後の特典会では、去る4日に13歳の誕生日を迎えた塩野虹ちゃんを撮影。
テディベアを抱いているなーちゃん、尊い。。。
(セットリスト)
1 アドベンチャー・ドリーム/アイドル夢工場
自己紹介
2 恋のチャプターA toZ/河合その子
3 犯人はあなたです/フリフリアイドリング!!!
企画「ハコムス創作おとぎ話」
(ユニット曲)
4 割ってしまった卵/おニャン子クラブ(吉田・井上)
5 かわいい あたし/斉藤由貴(寺島・塩野・戸羽)
6 ちいさなBreakin' my heart/渡辺満里奈(我妻・星)
7 星降る夜の招待状(インビテーション)/ハコムス
告知
8 無言のファルセット/CoCo
9 星降る夜の招待状(インビテーション)/ハコムス(Reprise)