ぼくらが旅に出る理由?〜プラハ・ウィーン・ブダペスト(番外編)

20年以上前に、小沢健二は歌った。

「ぼくらの住むこの世界には 旅に出る理由があり」と。

あの頃は、旅に出る理由なんて自明だった。

旅に出ないなんて考えられなかった。

あれから20数年が経った。

世界はいつでもどこでもすぐにつながるようになった。

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そして、僕何度も世界を旅した。

それは仕事だったり、遊びだったり。

それでも、まだ僕が旅に出る理由はあるのだろうか。

あるとすれば、どんな理由だろう。


あの頃、「旅をするのは当然」と思っていた人たちは、今でも旅をしているのだろうか?


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たぶん、答えはそれぞれの中にしかない。

でも、もし、僕が今でも旅に出る理由があるとすれば・・・


たぶん、こういう思索することそのものに価値を見出してるのだろう。

会ったことのない人と会って、見たことのない光景を見ると、普段考えたことのないことを考える。

この僕が。

そう、そんな自分自身を再発見するために、僕は旅に出るのかもしれない。

また、いつか行けますように。

そう祈りながら。

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