俺たちはいつまでもあの花の願いをかなえ続けていく~AIS Cake vol.6〜橋本麗愛 生誕企画〜

俺たちは大人になっていく
どんどん通り過ぎる季節に道端に咲く花も移り変わっていく
あの季節に咲いた花は何て名前だったんだろう?
小さく揺れて触れればちくりと痛くて鼻を近づければわずかに青い日なたの香りがした
次第に あの香りは薄れていく
俺たちは 大人になっていく
だけどあの花はきっと どこかに咲き続けてる
そうだ
俺たちは いつまでもあの花の願いをかなえ続けてく

(『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』最終話)

AISの生誕祭6人目は、"れにゃあ"こと橋本麗愛ちゃん。

都内某所での開催はAISでは初めて。

フェスに出演していたアイドルネッサンスからも宮本茉凜ちゃんが駆けつける。

冒頭は、酒井瞳さんの司会で、事前にメンバーに聴いた橋本麗愛ちゃんを語るコーナー。

宮本茉凜ちゃんの言っていた「凄いかわいいけど、絶対性格悪そう」というのは、平均的な第一印象に近いかもしれない。でも、実際そうではないからこそネタにできるということで。

続いては、「橋本麗愛コスプレcollection」をスクリーンで上映。

初音ミク魔女の宅急便ラブライブ!アイドルマスター魔法少女まどか☆マギカ犬夜叉など、これまで見せてきたコスプレの画像を紹介。

さかっちさんもけっこう詳しいと思ったけど、橋本麗愛の世界がなかなかディープで上手くかみ合っていない感じが、いかにも一般人とオタクっていう雰囲気だった。

ここからは、いよいよライブ。

まずは、初音ミクの「歌に形はないけれど」をソロで熱唱。

客席には、赤のサイリウムと白のサイリウムが、まるで競演するようかのように輝いている。

これは「赤い彗星」と「白い彗星」。

サイリウムを見た瞬間から、口に手を当てる仕草を見せてくれたけど、歌唱パートで泣き崩れることもなく、しっかりと歌い上げた。


続いて、栗原舞優と磯前星来がサポートに加わり、「ムーンライト伝説」。

これはれにゃあのお母さんが好きだそうで、それを聞いたさかっちが盛大にずっこけていた。

スクリーンにVTRが流れ「ガンプラ組み立て動画~ヤクトドーガ編」。

れにゃあが舞台袖にはけてしまったので、誰も解説できる人がいないというなかなか面白い雰囲気に。

動画が終わるとれにゃあは、純白のワンピース衣装に着替えている。

ここからは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の最終話をAISで再現するという企画。

キャスティング、台本、スクリーンのイラスト、全部橋本麗愛のセルフプロデュース。

そんなれにゃあはコスプレまでしてめんまになりきる。

じんたん=舞優はまあ当然だけど、ぽっぽ=陽日とか、ナレーション=友莉亜とかハマってた。スクリーンに映る麗愛イラストも上手い。

こういう「劇団AIS」みたいなの初めて見たけど、みんな才能あるなと思わせた。

めんまが消えていくシーンからは、EDで使われていた「secret base」をAIS全員で。


リードを取るれにゃあ、寄り添うよういにハモりを聞かせる星来。絶品だった。

なんでも、れにゃあがSMAのオーディションを受けたときの場所がここで、そのときに着ていた衣装がめんまのコスチュームで、披露したのが「あの花」の最終話の一人芝居だったそう。

そんな彼女のルーツの核心に触れるような場面を見ることができて本当に良かったと思う。

ここで、プレゼント。

純白のガンダムが中心に据えられた花束、雑誌「NewType」をオマージュして、"れにゃあ・あずなぶる"が表紙になったメッセージカードアルバム、そしてケーキ。

続いて、幼少期からの写真のスライドショー。

小さいころから自分の世界をしっかりと持っていた彼女の個性が、いまこうしてアイドルとして花開いているんだなと思わせた。

最後に16才の抱負を語るれにゃあ。

「入ったころは歌もダンスも上手くできなくてよく怒られた。最近は「歌が上手くなったね」と言ってくれる方も増えてうれしい。この1年はもっと頑張っていきたい」と。


既にブログでは圧倒的な個性を確立している彼女だけれど、さらにその個性を多くの人が魅力的だと思うようになるといいなと思う。


ステージの締めは、れにゃあの特典会の案内。

「べ、別に待ってるわけじゃないんだからねっ!! …でも、待っている(小声で)」

得意のツンデレ芸が炸裂。


ということで、終演後の特典会は、デレなれにゃあにサインをもらいにいった。

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僕はニュータイプだから、純白のワンピースで来るのが「見えた」ので、候補生時代のこの写真を持っていった。

今日の髪型で編んでいるのは、アニメ版のめんまじゃなくて、実写版のめんまオマージュだと語っていた。

浜辺美波ちゃんのやつね。

まあ、それはともかく、「オタク」「コミュ障」だと自虐気味に語る橋本麗愛ちゃんの強いこだわりが、高い完成度のステージを生み出した素晴らしい企画だった。

ひいき目に見て最高の生誕だったよ。


(参考=これまでの「あの花」関連エントリー

sharp.hatenablog.com

sharp.hatenablog.com

(セトリ)

1 歌に形はないけれど(ソロ)
2 ムーンライト伝説(w/栗原舞優、磯前星来)
ガンプラ動画(ヤクトドーガ)
「あの話」最終話再現、めんま白ワンピへ
3 secret base 〜君がくれたもの〜