俺のネクストガールズ2017 〜もちろん藤井〜

かつてスタダと言えば、ももクロを頂点にしたヒエラルキーの中でグループ同士を競わせつつファンをスタダDD()として囲い込むスタイルだったが、去年くらいから外部のアイドルフェスに積極的に参加したり、非スタダのアイドルと2マンをしたり、逆にスタダの大型ライブに非スタダアイドルを招く動きが目立ってきた。

そんな中、「俺のネクストガールズ2017~もちろん藤井~」が品川Club ex・ステラボールで開催された。

僕は、初日のClub exを見に行ってきた。

ここで二日間の観客の投票でトップになったところが、ステラボールのライブに「進出」できる。

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キャプテンEOによるMCに続き、冒頭は藤井校長の挨拶。

「全部見て良かったと思ったグループに投票してください。推しとかそういう理由じゃなくて良かったところに入れてください」と。

そして各グループのライブスタート。

奥澤村

つなぎの衣装。

飲料ケースを踏み台にしてその上に立つなど、荒削りで泥臭さを出したパフォーマンス。

はちみつロケット

7人の整ったフォーメーションダンスと力強いユニゾンが持ち味。

突出した個人の魅力で見せるというよりもチームの総合力で勝負。

メンバーの中では森青葉の凛々しさが目を引いた。

ちゅらりんA

モノトーンのメイド風ワンピの洗練された衣装。

そうした外見とは対照的な怒涛のメドレー攻勢。

ペース配分など気にせず、とにかく全力で駆け抜ける感じが凄い。

桜エビ〜ず

清楚でひたむき。完全に贔屓目だけど最高。

「ダイビング!」の落ちサビの水春ソロに泣かされた。

退場時にも「「絶対に入れて」なんて言いません」ていう謙虚なMC。

パフォーマンスのそこかしこにエビ〜ずらしさが出ていた。

(セットリスト)

1 ダイビング!/私立恵比寿中学
2 Say Yeah!~もっとミラクルナイト ~/モーニング娘。
3 オスグッド・コミュニケーション/桜エビ〜ず

いぎなり東北産

サプライズで通路にまで出てくる熱いパフォーマンス。

セトリも練られていて最初なら最後までテンションの緩まないステージ。

そして、橘花怜ちゃんの輝き、尊すぎる。

いまの彼女の輝きを見ただけでも来た甲斐があったと思わせる。まさにネクストガール2017!!

(セットリスト)

1 天下一品
2 ウルトラ超ミラクルスーパーベリーパワーボール
3 コノウタ

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さくちゃんとじぃじ

初代じぃじがいなくなって2代目をさくちゃんが探すという小芝居からスタート。

北国の春」を歌って登場した2代目じぃじはとぼけた味わいが持ち味。

新曲「アダムスキーじいさん」「老人と子供のポルカ」、そして小芝居の後もう一度「アダムスキーじいさん」を長めの寸劇を挟みながらのライブ。

天真爛漫な12才のさくちゃんととぼけた味わいの72才の2代目じぃじ。

一回り違うコンビの醸すシュールでほのぼのした空気。

特典会は「3世代チェキ」とのこと。

リーフシトロン

スタダ異色のフォーク〜ネオアコ寄りのデュオ。

「アイドル色」も匂わせながら、独自の世界をぶれることなく見せた。

最後にオリジナルの神曲「ゆめかなエール」を持ってきて、会場の空気を完全に自分たちのものにした。

マジェスティックセブン

「宇宙」のコンセプトに合わせた近未来でメタリックな衣装。そしてダンサブルな楽曲。

コンセプトの確かさとそれを伝えるための手段に恵まれていて、安定したパフォーマンス。

ただ、個人的に何度も見ているせいか、新鮮さを感じる場面は少なめだったかも。

N-Twinkle TRIBE

名古屋営業所から3名のメンバーと1名のサポート。

パニエスカートの衣装、揺らぐ音程で思春期あるボーカル、ひたむきなダンス、擦れていない原石の輝き…

いい意味でメジャーっぽくなさが魅力。

初々しい美少女揃いの中、特に大高みなみちゃんのかわいさは飛び道具級だった。

ちゃうちゃうわっちゃーズ。「Chai Maxx」のイントロからの寸劇を経て「ハイタテキ!」。

大阪営業所から遠征メンバー5人でのステージ。


吉本新喜劇風の出囃子、食い倒れ太郎のカラーリングの紅白衣装、そして寸劇と大阪フレーバー満載。

随所に感じられる勢いとノリ。これもスタダらしさの典型の一つの面。

フィナーレ

最後に出演者全員がステージに上がり「また明日」を歌って初日終了。




そして投票…


僕の推しは桜エビ~ずだけど、推し補正なしで公平に評価すると、

1位 いぎなり東北産
2位 リーフシトロン
3位 桜エビ〜ず

という結果だった。

この3組に投票したけれども、現場実感では、いぎなり東北産の圧勝。

明日はどうなるか。

リーフシトロンも桜エビ~ずも十分に優勝を狙えるところにいると思う。


そして、勝手に選んだMVPは、橘花怜(いぎなり東北産)。


文句なしにネクストガール2017。