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『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもへ』(ロマン優光)

書籍

サブカルおじさんの問題。その一つが、いい年こいても大人にならないことです。反骨心旺盛で、ふざけるのが大好き。お祭りも大好き。自分が楽しいことが優先で、率先して遊び始めてしまう。
ロマン優光『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもへ』)

耳が痛いサブカルおじさん、少なくないんじゃないの?と思わせる鋭い一文。

ということで、ロマン優光、話題の新刊は、タイトルは挑発的だが、内容的には1980年代から2010年代のオタク史・サブカル史を概観できて読みやすい好著。

中でも、いまや「老害」でしかない中森明夫を徹底的に批判しているところは胸のすく思いがした。

いまだにアイドルについて中森を引っ張り出すメディアとかイベンターがいるんだけれども、1980年代のアイドルについてならともかく、20世紀型のライブアイドルについては、彼は相当ポンボケなことを言うから、有害でしかないんだよね。

他にもターザン山本とか町山智浩とか、まあサブカル界隈、オタク界隈では、権威的な存在を例に出して、「ここがダメだよ」的なことを具体的に指摘している。まあ半分くらいは自分の身にもささるんだけれども、半分くらいは大いに頷く。そんな感じ。



僕自身も長年オタクをやっているんだけれども、「知ったかぶってレッテル貼ってくる」人が一番苦手なんだよね。

知らないなら知らないままでもいいと思う、そもそも知っていてほしいなんて全然思わないのに、なぜか中途半端な知識で首を突っ込んできて、分かったようなことを言う。

これを最近は「マウンティング」ということかもしれないけれど、オタクの楽しみとは対極のところにあるんだよな。

そんな無粋な人たちを、ロマン優光は「クズ」と言ってるんだけど、これはもう100%同意せざるを得ない。

そして、そんなクズに自分もならないようにしないといけないと気付かされる。

冒頭に引用したサブカルおじさんのような痛々しい存在になっても、いい年になると正面から誰も突っ込んでくれないからね。。。